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1478と1489を1:1で持つ理由|元税務署職員・FP2級の保有と割合の比較

高配当日本株ETFの1478(iシェアーズ MSCIジャパン高配当利回りETF)と1489(NEXT FUNDS 日経平均高配当株50連動型上場投信)は、どちらも高配当の日本株ETFです。
元税務署職員・FP2級の私は、この2本を1:1で持っています。2026年9月末の評価額は、1478が約288万円、1489が約271万円です。1489と同じ指数に連動する399Aが約30万円あり、1489と399Aを合わせると約301万円で、ほぼ1:1です。この記事では、399Aを1489として計算します。運用実績は毎月公開しています。
この記事では、次の3つを書きます。
- 1478と1489の違い(指数・銘柄数・信託報酬など)
- 私が1:1で持っている理由
- 割合を変えると、セクターがどう変わるか
割合は、変えると中身がどう変わるかを比べます。
1478と1489の違い|指数・銘柄数・信託報酬を比較
2本を並べて比べます。
| 1478 | 1489 | |
|---|---|---|
| 連動する指数 | MSCIジャパン高配当利回り指数 | 日経平均高配当株50指数 |
| 銘柄の選び方 | MSCIジャパン(大型・中型)から、配当の継続性などの基準を満たし、配当利回りが市場平均の130%を超える銘柄 | 日経平均から、予想配当利回りの高い原則50銘柄 |
| 銘柄数 | 34 | 50 |
| 比率の決め方 | 時価総額加重 | 予想配当利回りと流動性を加味 |
| 信託報酬(税込) | 年0.209% | 年0.308% |
| 決算 | 年2回(2・8月) | 年4回(1・4・7・10月) |
| 純資産 | 1,462億円 | 5,572.5億円 |
| 1口の価格 | 約5,465円 | 約3,525円 |
| 最大の銘柄の比率 | 5.6% | 4.8% |
基準日:2026年9月30日(信託報酬は各社の現在の料率)。 出典:ブラックロック ファクトシート、野村アセットマネジメント 月次レポート

1478と1489は、どう違いますか?
銘柄の選び方が違います。1478は、配当の継続性などの基準を満たす銘柄から選ぶため、34銘柄に絞られます。1489は、予想配当利回りの高い50銘柄を選びます。
セクター(東証33業種)にも違いが出ます。
1478は、輸送用機器(17.9%)、情報・通信業(15.1%)、保険業(14.7%)、医薬品(9.6%)、卸売業(9.3%)が大きく、海運業・鉄鋼・銀行業・証券はありません。
1489は、輸送用機器(16.3%)、保険業(9.0%)、海運業(7.8%)、鉄鋼(7.3%)、医薬品(7.2%)が上位で、銀行業が6.4%あります。
1489の銀行業は、三井住友フィナンシャルグループ(3.2%)、三井住友トラスト・グループ(2.3%)、あおぞら銀行(0.8%)の3銘柄です。
1478と1489を1:1で持つ理由
私が高配当ETFを持ち始めたのは、運用を始めたころの高配当株が割安だったためです。配当というキャッシュフローを得ることと、運用益の取り崩しを配当で受け取る形に今のうちから慣れておくことも、目的です。
2本とも持つ理由は、2つあります。
- 1489は、高配当日本株ETFの王道だからです。入れる前提で考えました。
- 1494(One ETF 高配当日本株)は1489と重なる銘柄が少なく(50銘柄中8銘柄)、2本目の候補でした。ただ、1口の価格が約43,100円と大きいため、約5,465円の1478を選びました。
1494の中身は、こちらに書いています。


割合は1:1です。セクターと銘柄を分散させるためです。買い始めた当初は1478が大きく利益を伸ばしましたが、2026年に入ってからは1489のほうが伸びています。値上がりの差でずれた分は、年2回(6月と年明け1月)のリバランスで1:1に戻しています。
399Aは、1489と同じ指数に連動し、信託報酬は年0.165%(税込)です。同じ指数にもかかわらず1489よりも信託報酬が低いため、途中から399Aを買っています。
1489を持つことで、銀行業も持つ形になりました。1:1にすると、銀行業は3.2%です(1478は0%、1489は6.4%)。
1478と1489は、私の運用ではコア(高配当ETF)に分けています。コアとサテライトの分け方は、こちらに書いています。


1478と1489を1:1で持つと、セクターはどうなるか
1478(2026年10月2日)と1489(2026年9月30日)の構成銘柄を、半分ずつ足して計算しました。


- 輸送用機器が17.1%で最大です。1478(17.9%)と1489(16.3%)のどちらも大きく、1:1にしても自動車関連への偏りは残ります。
- 1478だけだと、情報・通信業が15.1%、保険業が14.7%、卸売業が9.3%でした。1:1にすると、9.1%、11.8%、5.5%に下がります。
- 1489にあって1478にないセクターが加わります。主なものは海運業・鉄鋼・銀行業・証券で、合計13%ほどです。
- 重なる銘柄は14で、合計は70銘柄です。
主な銘柄は、次のとおりです(1:1で持った場合の比率。括弧内は左が1478、右が1489)。
- ホンダ:5.0%(5.2%・4.8%)
- 第一ライフグループ:4.3%(5.2%・3.5%)
- ソフトバンク:4.1%(5.0%・3.1%)
- MS&AD:4.0%(4.9%・3.1%)
- ブリヂストン:3.2%(3.5%・2.8%)
- キヤノン:3.0%(3.2%・2.8%)
それぞれのETFの中での比率では、片方にしかない銘柄のうち、1478は小松製作所(5.6%)・伊藤忠商事(5.3%)・KDDI(5.0%)、1489は川崎汽船(4.3%)・野村ホールディングス(3.8%)・日本郵船(3.5%)が上位です。
比率は、1478は純資産に対する株式の割合(現金等を除く)、1489は純資産比(先物を除く)です。1:1などの合計が100%にならないのは、そのためです。
1478と1489の割合を変えると、セクターはどう変わるか
割合を70:30(1478寄り)、50:50、30:70(1489寄り)に変えて、同じ方法で計算しました。
| セクター | 1478だけ | 70:30 | 50:50 | 30:70 | 1489だけ |
|---|---|---|---|---|---|
| 輸送用機器 | 17.9% | 17.4% | 17.1% | 16.8% | 16.3% |
| 情報・通信業 | 15.1% | 11.5% | 9.1% | 6.7% | 3.1% |
| 保険業 | 14.7% | 13.0% | 11.8% | 10.7% | 9.0% |
| 医薬品 | 9.6% | 8.9% | 8.4% | 7.9% | 7.2% |
| 卸売業 | 9.3% | 7.0% | 5.5% | 4.0% | 1.8% |
| 海運業 | 0% | 2.4% | 3.9% | 5.5% | 7.8% |
| 鉄鋼 | 0% | 2.2% | 3.7% | 5.1% | 7.3% |
| 銀行業 | 0% | 1.9% | 3.2% | 4.5% | 6.4% |
| 証券、商品先物取引業 | 0% | 1.5% | 2.5% | 3.5% | 5.0% |
主なセクターを抜粋しています。1478は2026年10月2日、1489は2026年9月30日の構成銘柄です。
- 輸送用機器は、割合を変えても16.8〜17.4%でほぼ動きません。
- 1478寄りにすると、情報・通信業と卸売業が増えます。70:30で、情報・通信業が11.5%、卸売業が7.0%です。
- 1489寄りにすると、海運業・鉄鋼・銀行業・証券が増えます。この4つの合計は、70:30で約8%、50:50で約13%、30:70で約19%です。
1478と1489を持つときの注意点
- 銘柄は入れ替わります。 指数の見直しで、構成銘柄は変わります。この記事の数字は2026年9〜10月の時点なので、買うときは最新の構成銘柄を公式ページで確認してください。
- 自動車関連への偏りは、割合を変えても残ります。 2本とも輸送用機器が16〜18%あります。
- 分配金は一定ではありません。 決算ごとに変わります。1478は年2回、1489は年4回です。
- 株価は変動し、元本を割ることがあります。 分配金も、株価も、保証されたものではありません。
- 399Aは板が薄いことがあります。 1489と同じ指数ですが、売買のしやすさを確認してください。
他の高配当日本株ETFや投資信託との違いは、こちらに書いています。
まとめ
- 1478は34銘柄で、情報・通信業、保険業、卸売業が大きいです。1489は50銘柄で、海運業・鉄鋼・銀行業・証券も入ります。
- 私は1478と1489を1:1で持ち、年2回リバランスしています。
- 割合を1489寄りにするほど、海運業・鉄鋼・銀行業・証券の合計は増えます(70:30で約8%、30:70で約19%)。輸送用機器は、どの割合でも17%前後です。
- 買う前に、最新の構成銘柄と目論見書を確認してください。








