代用FXまとめ|株式を担保にFXができる仕組み・始め方・リスクを順番に整理

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代用FX 完全ガイド。株式を担保にFXができる仕組み・始め方・リスク。保存版

代用FXは、保有している株式を証拠金の代わりにして、FXの取引ができる仕組みです。現金を入金しなくても始められます。

私は元税務署職員・FP2級で、保有している株式・ETFを担保に、代用FXでスワップを受け取る運用をしています。スワップは、2つの通貨の金利差から毎日受け取れるお金です。毎月の実績は、運用実績の記事に載せています。

この記事は、代用FXを調べ始めた方が、何をどの順で読めばよいかが分かるようにまとめた入口です。説明は短くして、詳しい内容は専用記事に任せています。

インデックス投資の次に何を足し、出口までどうつなげるかを、6章の順番で通して読めるようにまとめたnoteマガジン「インデックス投資の次の一手」があります。

目次

読む順番

段階最初に読む1本詳しい箇所へジャンプ
仕組みを知る代用FXとは?仕組み
リスクを知る代用FXのリスクと証拠金維持率リスク
始める代用FXの始め方|株・投信を担保に少額で始める手順と、維持率の計算例始め方
証券会社を選ぶ代用有価証券FXができるFX会社を徹底比較証券会社
運用の考え方を知る持っている株を担保にして、どこまで増やせるのか(noteマガジン第4章:有料)運用
FXの基礎から学ぶFX初心者徹底ガイド①FXの基礎

FXの経験がなくても代用FXは始められますが、用語に不安がある方は、先にFXの基礎を読んでおくと進めやすくなります。

代用FXとは|株式を担保にFXができる仕組み

代用FXの仕組みは、次のとおりです。

  1. 代用FXに対応した会社の口座で、株式などを保有する(購入するか、他社から移管する)
  2. 保有している株式を「代用有価証券」として設定する
  3. 株式の評価額の70%が、FXの証拠金になる
  4. その証拠金で、通常のFXと同じように売買する
株を担保にしてFX取引ができる代用FXの仕組みを示した図解。株式評価額100万円の70%にあたる70万円をFX証拠金として利用でき、株を売らず現金を追加せずに取引できることを説明している

株を売らずに、FXの資金をつくれます。1つの元本から、株式(配当や値上がり益)とFX(為替差益やスワップ)の2つの収益源を持てます。株式を担保にしていても、配当や株主優待の権利は維持されます。

株式を売らずにFXができる「代用FX」のメリット(株式:配当・株主優待・値上がり益/FX:為替差益・スワップ益)

担保にできる資産は会社によって違います。NISAやiDeCoの口座にある資産は、担保にできません。特定口座で株式を持っていれば検討できるので、NISAの枠を使い切ってから考える話ではありません。

記事読める内容
代用FXとは?仕組み・メリット・リスク・向いている人

始める前に知っておくリスク

代用FXは、株価と為替の両方の値動きを受けます。

  • 担保にしている株式の価格が下がると、担保の評価額が下がり、証拠金も減る
  • 為替でFXポジションに含み損が出ている間に株価も下がると、両方が同時に効く
  • 証拠金維持率(証拠金が、必要な額に対してどれだけあるかを表す割合)が下がると、追証やロスカットに近づく
  • 証拠金になるのは株式評価額の70%なので、ポジションを大きくするほど、維持率が早く悪化する
通常のFXと代用FXにおける証拠金の中身とリスクの違いを比較した図解。通常FXは為替損益のみが有効証拠金に影響するのに対し、代用FXでは為替損益に加えて担保としている株式の株価損益も同時に影響することを示している

ただし、これは代用FXをやってはいけないという話ではありません。少ない数量から始める、維持率の目安を先に決めておく、といった管理が前提になります。

株式や投資信託だけで運用してきた方には、なじみの薄い話だと思います。自分の資産に当てはめて整理したい方は、ココナラで30分の壁打ち(3,000円)を受け付けています。何を買うか、どれだけ持つかをお勧めするものではなく、仕組みと考え方を一緒に整理するサービスです。

記事読める内容
代用FXのリスクと証拠金維持率株価と為替の二重のリスク、維持率の計算、株価下落時のシミュレーション、ストレステスト
DMM FXの追証・マージンカット・ロスカットDMM FXで追証やロスカットが発生するタイミングと、解消方法
三菱UFJ eスマート証券 FXの追証・ロスカット三菱UFJ eスマート証券 FXの必要証拠金維持率と、追証・ロスカットの仕組み

始め方の順番

代用FXの手順を4ステップで図解。①代用FX対応の証券口座で株式を保有(購入または移管、SBI証券/三菱UFJ eスマート証券/DMM.com証券)②株式を代用設定(数クリックで設定完了)③代用評価額を算出(株式評価額の70%を利用可能)④FXの取引ができる。

始め方は、会社ごとに「口座開設→代用設定→初回発注」をまとめた記事があります。口座開設・代用設定・ロスカットの個別の記事へは、そこから進めます。

記事読める内容
代用FXの始め方|株・投信を担保に少額で始める手順と、維持率の計算例会社選びから、担保の整理、代用設定、維持率とレバレッジの計算(仮定の数字)、最初の1ポジションまで
DMM FXの代用FXの始め方DMM FXで、口座開設→株の準備→代用設定→初回発注までと、代用できないもの、つまずきの対処
三菱UFJ eスマート証券 FXの代用FXの始め方三菱UFJ eスマート証券 FXで、口座開設→株の準備→代用設定→初回発注までと、代用できないもの(累投型の投資信託など)
SBI証券から出庫(移管)する方法/楽天証券から株式を出庫(移管)する方法他社の株式を、売却せずに移す手順

証券会社を選ぶ

代用有価証券FXに対応しているのは、DMM FX(DMM.com証券)、SBI FX(SBI証券)、三菱UFJ eスマート証券FXの3社です。会社によって、次の点が違います。

  • 株式を担保にしたとき、現金がどこまで不要か
  • 取引できる最小の単位
  • スワップポイントの水準

各社の条件は、比較記事にまとめています。

記事読める内容
代用有価証券FXができるFX会社を徹底比較対応3社の特徴と、現金の要否・取引単位・スワップなどの比較表

担保にする株の選び方

担保にした株の値動きは、維持率に直接影響します。値動きが極端に大きい銘柄や、1〜2銘柄への集中は、維持率の管理が難しくなります。インデックス連動の商品や、分散されたETFのほうが管理しやすくなります。

記事読める内容
代用FXにおける株式の選び方とおすすめ銘柄担保の選び方、担保に使いやすい銘柄、担保にできない・してはいけない銘柄の例

担保には、高配当ETFを使う方法もあります。高配当ETFの比較は、タグの「高配当」にまとめています。

スワップ運用の考え方と、NISAとの比較

私は、裁量を入れず、決めたルールでスワップを受け取る運用をしています。ルールの背景、毎日・月初にやること、専用ツールは次の記事にあります。

記事読める内容
持っている株を担保にして、どこまで増やせるのか(noteマガジン第4章:有料)株式を担保にしたときの期待利回りとリスクを、数字で検証
代用FXを、実際に運用する(noteマガジン第5章:有料)運用ルールの理由、過去データでの検証、毎日・月初の手順、Excelの判定シート
代用FX×スワップ運用専用ツール毎日・月初のルールを判定するツール
通常FXと代用FXはどちらが有利?株リターン4%・7%、FXレバ1倍・2倍での、通常FXと代用FXの分岐点

毎月の運用実績は、タグの「運用実績」にまとめています。

NISAとの比較も試算しています。代用FXを使わない場合は、積み立てでも取り崩しでもNISAのほうが手取りは多くなります。特定口座の資産を担保にしてスワップを受け取ると、為替と株価が動かない前提で、スワップ利回りが積み立てで年約0.8%、取り崩しで年約2.4%を超えたところからNISAを上回ります。前提を置いた試算で、将来の結果を約束するものではありません。円高や株価の下落があれば結果は変わります。

記事読める内容
積み立ては非課税のNISAが有利?月5万円を20年積み立てた場合の、NISA・特定口座・特定口座+代用FXの手取り比較
取り崩しは非課税のNISAが有利?1,000万円を毎年120万円ずつ取り崩した場合に、何年持つかの比較
NISAを売って野村Webローンで買い増すと得?NISAを売って特定口座に移し、250万円を借りて買い増した場合の5年後の手取り(筆者は野村Webローンを契約していません)

FXの基礎から学びたい

FXの仕組みや用語に不安がある方は、先に基礎を読んでください。

記事読める内容
FX初心者徹底ガイド①FXの仕組み、主要用語10、レバレッジ・証拠金維持率・ロスカットの考え方
FX初心者徹底ガイド②トレードの仕組みと代表的な4つの戦略、どのスタイルにも共通する守りのルール
国内FXの税金がこれ1本で分かる税率、損失繰越と損益通算、年末にできる節税の考え方
TradingViewを0円で使えるみんなのFX/LIGHT FXTradingViewを、みんなのFXとLIGHT FXの口座経由で無料で使う方法と注意点

よくある質問

NISA口座の株は代用に使えますか?

使えません。証券会社によって制度に違いはありますが、共通してNISAやiDeCoの口座内の株式は代用にできません。担保にするには、特定口座などで株式を持つ必要があります。特定口座の使い方は、特定口座を使う理由6選に書いています。

代用に回しても、配当金や株主優待はもらえますか?

もらえます。代用に差し入れていても、株主としての権利(配当・優待など)は維持されます。

通常のFXで勝てるなら、代用FXより通常のFXがいいのではないですか?

株のリターンとFXの年間収益率で、有利不利が変わります。例えば株リターンが7%の場合、通常FXの年間収益率(為替差益とスワップの合計)が23.33%を超えるなら通常FX、下回るなら代用FXが有利です。詳しい計算は、通常FXと代用FXはどちらが有利?に書いています。

株価が大きく下落した場合、どうなりますか?

担保の評価額が下がり、証拠金維持率が悪化します。必要に応じて、追加の保証金(追証)やロスカットになります。FXの経験が浅いうちは、ポジションを大きくしないよう注意してください。

まとめ

  • 代用FXは、株式を担保にして行うFXで、株を売らずにFXの証拠金をつくれる
  • 株価と為替の両方の値動きを受けるため、維持率の管理が前提になる
  • 読む順番は、仕組み → リスク → 始め方 → 証券会社 → 運用

この記事は、記事が増えたら更新します。


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整理された手順で知りたい方へ

インデックス投資に何を足し、出口までどうつなげるかを、noteのマガジン「インデックス投資の次の一手」(全6章)にまとめています。

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※ 税額の計算や個別の税務相談ではありません。

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元税務署FP おてぴ

元税務署職員・FP2級。投資歴は10年以上で、インデックス投資と高配当株ETFを中心に運用しています。保有株を担保にする「代用FX」も、低いレバレッジで続けています。
このブログでは、投資商品や口座の選び方を税金の扱いまで含めて比べ、自分がどうしたかを書いています。運用実績は毎月公開しています。

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