代用FXまとめ|株式を担保にFXができる仕組み・始め方・比較を完全ガイド

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代用FXなら、保有している株式や投信を“担保(代用有価証券)”として活用し、現金をほとんど増やさずにFX取引をスタートできます。

2026年2月時点、私の代用FXでのメインはスワップ運用。1日1,600円、月5万円円程度の収入が得られています。

このスワップ運用は通常のFXと同じことをしているだけで、重要なのは「持っている株式や投資信託を売らずに活用している」という点だけです。

本記事では、

  • 代用FXが注目される理由からその仕組み
  • メリット・リスクの要点
  • 代用FXの具体的な始め方(3ステップ)
  • 対応証券会社の特徴まとめ

などを、最短で代用FXの全てを理解できるよう整理しています。

まずはこの記事で全体像をつかみ、詳細は各専門記事で深掘りしていきましょう。

目次

代用FX(株式を担保にFX)が注目される理由

「株は長期投資で持ち続けたい。でも、為替のチャンスも逃したくない」 そんなワガママを叶えてくれるのが、代用FX(株式や投資信託を担保にして行うFX取引)です。

代用FXでは、すでに保有している株式や投資信託を“担保(代用有価証券)”としてFXの証拠金に充てることで、現金を多く用意しなくてもFX取引を始めることができます。

  • 保有中の株を売らずにFXの資金にできる
  • 投資資金の“回転率”や“効率”を高められる
  • 長期投資と為替取引を両立しやすい

という理由から、ここ数年でじわじわと利用者が増えてきているサービスです。

「代用FXってそもそも安全なの?リスクは?」という疑問については、 代用FXとは?仕組み・メリット・安全性を解説したこちらの記事で詳しく解説しています。

代用FXの仕組みをざっくりつかむ

ここでは、代用FXの仕組みを“ざっくりイメージ”できるようにまとめます。

  1. 「代用有価証券FX」対応の証券会社で口座を開く。
  2. 保有している株式や投資信託を、その証券会社の口座で保有(購入又は移管)する。
  3. 預けた資産の70%をFXの証拠金として使える。
  4. その証拠金を使って、通常のFXと同じように売買ができる。

ポイントは、株を売却して現金にしなくても、その評価額の一部を証拠金として使えるという点です。

「具体的な手順をもっと詳しく知りたい」という場合は、 代用FXの始め方をステップ形式で解説した記事を用意しています。

代用FXのメリットを3つを理解する

代用FXには細かいメリットはいくつもありますが、まずは次の3つだけ押さえておけばOKです。

1. 株を売らずにFXの資金を作れる

通常のFXでは、証拠金として現金が必要です。

一方、代用FXでは、

  • すでに保有している現物株や投資信託
  • 長期保有しているインデックスファンド、高配当株

などを担保として差し入れることで、“現金を追加で入れることなく” にFX取引を始めることができます。

FXの始め方には「現金を入金して始める通常FX」と「株を担保にして始める代用FX」の2種類があり、違いはスタート地点だけで仕組み自体は同じであることを示した図解
現金から始める通常FXと、株を担保にする代用FXの違い

「長期投資のポジションはそのままキープしたい。でも、為替のチャンスも取りに行きたい」という人には相性の良い仕組みです。

FXとして利用できるのは、株式評価額の70%となっています。
株を売らずに、眠らせることなく利用できる点が優れています。

株を担保にしてFX取引ができる代用FXの仕組みを示した図解。株式評価額100万円の70%にあたる70万円をFX証拠金として利用でき、株を売らず現金を追加せずに取引できることを説明している
株式評価額の70%をFX証拠金として利用できるのが代用FX

2. 投資資金の効率(回転率)を高めやすい

代用FXを使うことで、同じ元本でも

  • 株式:値上がり益や配当を狙う
  • FX:為替差益やスワップポイントを狙う

というように、1つの元本から複数の収益源を持つことができます。
もちろんリスクも増えますが、うまく使えば「資金効率を高めるレバレッジ」として機能します。

株式を売らずにFXができる「代用FX」のメリット(株式:配当・株主優待・値上がり益/FX:為替差益・スワップ益)
代用FXのメリット|株式(現物)×FX(為替)

3. 長期投資×FXの両立がしやすい

株式投資、投資信託を資産運用の核としている長期投資家にとって、

「せっかく集めた銘柄を売ってまでFXの資金に回すのはイヤ…」

という方がほとんどです。

代用FXなら、長期保有する株や投信はそのままに、別レイヤーとしてFX取引を追加できるため、運用プランの自由度が高まります。

さらに、FXで得た利益を株式やETF(上場投資信託)に再投資すれば、資産増加のサイクルを作ることも可能です。

株式・投信を運用し、保有株を担保に代用FXで取引して利益を得て、その利益で株式・投信を買い増す流れを矢印で示した図。資産を循環させて増やすイメージを表現。
株式・投信を担保に代用FXを回し、利益で買い増す「資産増加サイクル」

メリットやリスクを深く知りたい場合は、以下の記事で具体例を出しながら解説しています。

代用FXのリスクを整理

メリットが多い代用FXですが、当然ながら通常のFX以上に注意が必要なポイントもあります。

ここでは、代表的なリスクをざっくりと整理します。

1. 株とFX、二重で価格変動リスクを負う

代用FXでは、

  • 担保として差し入れている株式・投信の価格変動
  • 実際に取引している通貨ペアの為替変動

という、2つのリスクを同時に負うことになります。

通常のFXと代用FXにおける証拠金の中身とリスクの違いを比較した図解。通常FXは為替損益のみが有効証拠金に影響するのに対し、代用FXでは為替損益に加えて担保としている株式の株価損益も同時に影響することを示している
代用FXでは、為替と株価の2つの価格変動が同時に影響する

どちらか片方だけでも大きく動けば、証拠金維持率(FXでよく使う指標ですが、ここでは詳細は割愛させていただきます。)が一気に悪化する可能性があります。

例えば、株式・投信の価格変動により株価が下がると、

  1. 担保評価額が下がる
  2. それに応じてFXの証拠金も減る
  3. 証拠金維持率が下がり、ロスカット水準に近づく

という流れになります。

FXポジションが含み損を抱えている状態で株価も下落すると、「株も下がる+FXも下がる」というダブルパンチをくらす可能性もあります。

2. レバレッジをかけ過ぎると一気に破綻しやすい

代用FXは「資金効率を高められる」というメリットがある反面、

  • ついポジションを取り過ぎてしまう
  • 株もFXも両方“フルレバレッジ”に近づいてしまう

といった失敗パターンもあり得ることから、「少ない数量から始める」「維持率の目安を決めておく」といったリスク管理は必須になります。

これらのリスクについては、代用FXのメリットともに次の記事で紹介しています。
また、FX基礎ガイドも別で用意していますので、FXについて不安を感じている方は基礎ガイドを見ながらFXに触ることから始めるのがおすすめです。

代用FXの始め方(4ステップ)

具体的な画面操作や手順は別記事で詳しく解説していますが、ここでは全体の流れだけ押さえておきましょう。

代用FXの手順を4ステップで図解。①代用FX対応の証券口座で株式を保有(購入または移管、SBI証券/三菱UFJ eスマート証券/DMM.com証券)②株式を代用設定(数クリックで設定完了)③代用評価額を算出(株式評価額の70%を利用可能)④FXの取引ができる。
株式を担保にする代用FXの流れ(4ステップ)

STEP1|代用FXに対応した証券会社で口座開設

まずは「代用有価証券を使ったFX」が可能な証券会社で口座を開設します。

実は2026年2月現在、このサービスを提供しているのは以下の3社のみとなります。

  • DMM FX(DMM.com証券)
  • SBI FX(SBI証券のFXサービス)
  • 三菱UFJ eスマート証券FX(旧auカブコムFX)

各社、株式、投資信託の担保にできる条件や、FXをする上でのスペックが少しずつ異なっています。

上記3社で株式等を保有するためには、一般的には購入になりますが、既に他社で多額の株式等を保有している場合には移管(売却して買い直す必要はない)も検討しましょう。

利用者が多いと思われるSBI証券、楽天証券から移管する方法については、次の記事で解説しています。

STEP2|株・投信を代用有価証券として預け入れ

次に、保有している株式や投資信託を、その証券会社の口座で保有(「購入」又は「他社から移管」)し、「代用有価証券」として設定します。

証券会社ごとに、代用と言ったり、株券担保と言ったり名称が異なり、代用するための操作方法も若干違いますが、大きく悩むようなことはありません。大まかに次の流れになります。

  1. 証券会社のマイページにログイン
  2. 「代用有価証券」「代用設定」などのメニューを開く
  3. 担保にしたい銘柄を選択
  4. 代用に回す数量を入力
  5. 内容を確認して実行

具体的な振替手順は上記のとおり簡単ですが、DMM FX、三菱UFJ eスマート証券 FXについては、画像をふんだんに用いた解説記事も用意していますので安心してください。

STEP3・4|証拠金余力を確認し、少額からFX取引をスタート

代用有価証券としての設定が完了すると、

  • 代用評価額(担保として預けている金額)
  • それに基づく証拠金余力(どの程度FXのポジションをもつことができるかの指標)

が、取引画面や口座管理画面で確認できるようになります。

あとは、通常のFXと同じように通貨ペアを選び、なるべく少額からポジションを持ってみるのがおすすめです。

「具体的な手順をもっと詳しく知りたい」という場合は、 次の記事でより細かくステップ形式にした代用FXの始め方を解説しています。

代用FXに向いている株の選び方

代用FXにおける「主役」はあくまで株式や投資信託の運用であり、FXはそのうえに乗せる「サブ」の位置づけと筆者は考えています。

基本線としては、まず自分が中長期で保有したい銘柄を選び、その銘柄を担保として代用する──という考え方が本筋になります。


そうは言っても、自分が保有している株式、投資信託が代用FXに合うのかは確認しておいた方がいいです。ここでは詳しい銘柄分析を行うわけではありませんが、次のようなポイントがあります。

  • 価格変動が大きすぎないこと(ボラティリティ)
  • 流動性が十分にあること(売買代金・出来高)
  • 企業としての安定性(財務・業績・配当など)
  • 分散が効いていること(特定の数銘柄に集中させない)

これらのうち考え方の軸を2つだけ紹介しておきます。

1. 極端な値動きをする銘柄は避ける

代用に回す銘柄が、

  • 急騰・急落を繰り返すテーマ株
  • 出来高が少なく、値が飛びやすい小型株

といった銘柄だと、担保評価額が大きく上下し、証拠金維持率の管理が難しくなります。

2. ある程度の分散・安定性を重視する

担保を1〜2銘柄に集中させると、「その銘柄が個別の悪材料で急落」→ 「代用FX口座の維持率が急低下」というリスクがあります。

例えば、

  • 日経平均やS&P500連動のインデックス
  • セクター分散されたETF

など、一つの銘柄に依存しすぎない資産を担保にすることで、リスクを抑えやすくなります。

具体的な銘柄例や、避けるべきパターン、おすすめの組み合わせ方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

代用FXができる証券会社比較

代用FXを始めるには、「代用有価証券FX」に対応した証券会社を選ぶ必要があります。

このページでは、

  • どんなタイプの証券会社があるのか
  • ざっくりとした違い

だけを整理し、詳細なスペック比較は専用記事で紹介しています。

「代用有価証券FX」に対応した証券会社は、次の3社のみです。

  • DMM FX(DMM.com証券)
  • SBI FX(SBI証券のFXサービス)
  • 三菱UFJ eスマート証券FX(旧auカブコムFX)

それぞれ比較すべきは、

  • 株式、投信をどの程度現金同様に扱えるのか(完全に現金が不要なのか、一部現金が必要なのか?)
  • 取引単位(FXの最低取引単位が小さいのか大きいのか)
  • スプレッド・スワップが魅力的な会社(FXする条件が有利かどうか)
  • ツールが使いやすい会社

など、チェックしたいポイントはいくつかあります。

「具体的にどのFX会社/証券会社を選べばいいの?」という方は、以下の記事で主要な代用FX対応会社を一覧比較しています。

代用FXと相性の良いFX戦略(初心者向けの考え方)

「そもそもFXの仕組みや、代表的な戦略から学びたい」という場合は、FX初心者向けの入門記事を読んでから代用FXに進むのがおすすめです。

その上で、代用FXは、「どんなFX戦略と組み合わせるか?」によってもリスクとリターンのバランスが変わってきます。ここでは、初心者でもイメージしやすい代表的な考え方だけを紹介します。

スワップポイント狙い(比較的ローリスク運用が可能)

  • 高金利通貨を買いポジションで保有し、スワップポイントを狙う。
  • ただし、通貨自体が大きく下落する可能性もあるため、レバレッジは控えめに。

スワップポイント:2国間の金利差から生じる調整分のこと。一般的に、低金利通貨を売り、高金利通貨を買うポジションを保有すると、この金利差に相当する金額を受け取ることができる。

私が運用しているルールはこちらで紹介しています。
(FXが初めての方にとってはすぐに理解は難しいと思うので、FXの基礎用語等を理解してからにしましょう。)
運用の詳細(背景まで)、実践方法、専用ツールの記事があります。

為替ヘッジとしての代用FX

最近は米国株などの外貨建て資産を保有している方も多くいらっしゃいます。その場合、円安局面では円換算で資産が増加しますが、円高局面では減少します。それを例えば、USD/JPYを売るといった形でヘッジすることが可能です。(金利差=スワップの支払いが発生する場合もあるため、短期的な扱いが推奨されます。)

  • 外貨建て資産や海外株式を保有している人が、為替変動リスクを一部ヘッジする目的で使う。
  • 長期投資と組み合わせることで、ポートフォリオ全体のリスクを調整しやすくなる。

よくある質問(FAQ)

最後に、代用FXについてよくある質問、勘違いしてはいけない点をピックアップしておきます。
詳細な内容は、それぞれ該当する記事で解説しています。

NISA口座の株は代用に使えますか?

証券会社によって多少制度が異なる部分はありますが、共通してNISAやiDeCo口座内の株式は代用に使えません。NISA口座は使えないため、あえて特定口座を用いる場合もあります。

特定口座の使い方はこちらの記事で紹介しています。

代用に回しても、配当金や株主優待はもらえますか?

代用に差し入れていても「株主」としての権利(配当・優待など)はそのまま維持されます。

株価が大きく下落した場合、どうなりますか?
  • 担保評価額の下落
  • 証拠金維持率の悪化
  • 必要に応じて追加保証金(追証)やロスカット

といった流れになるため、FX初心者であれば、FXでのポジションを多く持ちすぎないようにするなど注意が必要です。

まとめ:代用FXの全体像と次にやるべきこと

最後に、このページの内容をざっくりと振り返ります。

  • 代用FXは、株式や投資信託を担保にして行うFX取引
  • 株を売らずに株式(値上がり益や配当)、FX(為替差益やスワップ)を狙える
  • 株を売らずにFXの証拠金を用意できる一方で、株とFXの二重のリスクを負う
  • 自分の投資スタイルに合った証券会社・銘柄・ポジション量を選ぶことが大切

その上で、実際に代用FXを検討するなら、次のステップで進めるのがおすすめです。

最初に代用FXができる証券会社で口座を開設しておくのであれば、DMM.com証券と三菱UFJ eスマート証券にしましょう。次の記事で口座開設から代用設定まで全て把握できます。

当ブログでは、「株を売らずにFXを始めたい」「長期投資×為替運用を両立したい」という方に向けて、代用FXの活用アイデアや具体的な設定方法を発信しています。

これから代用FXを検討する方は、ぜひ興味ありそうな記事からチェックしてみてください。

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おてぴ|おてがるFP

投資歴は10年以上。現在はインデックス投資・高配当株ETFを中心とし、これら保有株を担保に使う「代用FX」で資金効率を高める投資を自ら実践。初心者の方にも分かりやすく、仕組みとリスクを丁寧に解説していきます。

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