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iFreeETF FANG+ゴールド(521A)を徹底比較|Tracers3本・316Aとの違いとNISA対象可否

iFreeETF FANG+ゴールド(521A)は、FANG+とゴールドを1本のETFで持てる商品です。
ただし、単純に半分ずつ組み合わせる商品ではありません。実際の投資額に対して、FANG+100%相当+ゴールド100%相当の、合計200%相当の投資効果をめざす設計です。
そのため、
- FANG+の成長力には期待したい
- ただし、FANG+だけをそのまま持つのは不安
- ゴールドも同時に持ちたい
- でも、Tracers3本や316Aとどう違うのか分かりにくい
という人にとっては、比較して整理する価値があります。
この記事では、公式サイトやレポートをもとに、521Aの概要、Tracers3本・316Aとの違い、NISA対象可否、リスク・リターンの考え方を分かりやすく整理します。
結論|521Aはどんな人に向いている?
521Aは、FANG+の成長性に期待しながら、ゴールドも同時に持ちたい人向けのETFです。
一方で、NISAを優先したい人や、値動きの大きい商品が苦手な人には向きません。
NISAを重視するなら、比較対象の中では316Aを先に確認するのが分かりやすいでしょう。
iFreeETF FANG+ゴールド(521A)の概要と特徴
521Aの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | iFreeETF FANG+ゴールド |
| 証券コード | 521A |
| 商品形態 | ETF |
| 上場日 | 2026年3月11日 |
| 対象指標 | NYSE FANG+ PLUS GOLD指数(配当込み、円ベース) |
| 信託報酬率(税込) | 年0.825% |
| 売買単位 | 1口 |
| 決算 | 毎年6月・12月の年2回 |
信託報酬は年0.825%(税込)となっており、一般的な低コストインデックスETFと比べると少し高めに感じます。
ただし、521Aは単純なFANG+連動ETFではありません。
ゴールドも重ねた複合型であり、しかも200%相当のエクスポージャーをめざす設計なので、単純なコスト比較だけでは判断しにくい商品です。
521Aは何に連動するETF?
521Aは、NYSE FANG+指数(配当込み、円ベース)と金関連指数の変動率の和となるように計算された指数への連動をめざすETFです。
NYSE FANG+指数とは
FANG+指数は、米国の大型テック系・成長株を中心とした10銘柄で構成される株価指数です。
S&P500やNASDAQ100よりも構成銘柄数が少なく、個別銘柄の影響を受けやすいため、値動きが大きくなりやすいのが特徴です。

- FANG+100%相当
- ゴールド100%相当
- 合計200%相当
の投資を狙う構造となっており、
FANG+の比率を落としてゴールドを足す商品ではなく、
FANG+もゴールドも両方しっかり持ちたい人向けの商品です。
FANG+については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

521AでFANG+とゴールドを組み合わせる意味

どうしてFANG+の指数にゴールドを組み合わせるの?
FANG+は、米国の大型テック系10銘柄に集中する指数です。
そのぶん成長性は魅力ですが、値動きはかなり大きくなりやすいです。
そこで組み合わせられているのがゴールドです。
大和アセットの特設ページでは、FANG+と金先物の相関係数は2014年9月22日〜2026年1月30日で-0.09と示されています。強い逆相関ではないものの、値動きの方向が常に近いわけでもないため、組み合わせによって投資効率の改善が期待できる、という考え方です。
要するに、521AはFANG+の成長性と、ゴールドの分散効果を同時に取りにいくETFと考えると分かりやすいです。
521Aと316Aの違い
316A「iFreeETF FANG+」との違いは、ゴールドが入るかどうかです。
- 316A:FANG+に投資するETF
- 521A:FANG+に加えてゴールドも組み合わせるETF
さらに、316AはNISA対応ですが、521AはNISA非対象です。
また、FANG+に連動する投資信託はいくつかあるため、投資信託に魅力を感じている人はそちらも検討対象になります。
521Aと類似商品(Tracers3本・316A)の違いを一覧表で比較
ここからは、521Aと類似商品(Tracers3本・316A)を比較していきましょう。
まずは商品スペックの違いを整理し、そのあとでリスク・リターンの数値を確認します。
比較表1|商品形態・NISA可否・投資対象・信託報酬
| 商品 | 商品形態/NISA | 株式部分 | ゴールド部分 | 実質エクスポージャー | 信託報酬(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| iFreeETF FANG+ゴールド(521A) | ETF/非対象 | FANG+ | 金先物 | FANG+100%+ゴールド100% | 0.825% |
| Tracers S&P500ゴールドプラス | 投資信託/非対象 | S&P500 | 金先物 | 株式100%+金100% | 0.1991% |
| Tracers NASDAQ100ゴールドプラス | 投資信託/非対象 | NASDAQ100 | 金先物 | 株式100%+金100% | 0.2189% |
| Tracers MSCIオール・カントリー・ゴールドプラス | 投資信託/非対象 | ACWI | 金先物 | 世界株100%+金100% | 0.2519% |
| iFreeETF FANG+(316A) | ETF/対象 | FANG+ | なし | FANG+単体 | 0.605% |
確認すべきポイント
- 521Aと316AはETF、Tracers3本は投資信託
- 521AとTracers3本は、株式100%+ゴールド100%をめざす
- ただし、521AはFANG+を使うため、株式部分の集中度が高い
比較表2|リスク・リターン一覧
| 商品 | 参照期間 | リターン | リスク | リターン/リスク | 最大下落率 | 補足 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| iFreeETF FANG+ゴールド(521A) | 2014年9月22日~2026年1月30日 | 44.19% | 34.28% | 1.29 | -42.24% | シミュレーション値 |
| Tracers S&P500ゴールドプラス | 2002年12月末〜2022年7月末 | +19.2% | 22.6% | 0.85 | -53.8% | シミュレーション値 |
| Tracers NASDAQ100ゴールドプラス | 2007年7月末〜2024年11月末 | +25.5% | 26.0% | 0.98 | -54.4% | シミュレーション値 |
| Tracers MSCIオール・カントリー・ゴールドプラス | 1999年12月末〜2025年12月末 | +16.8% | 23.0% | 0.73 | -59.6% | シミュレーション値 |
| iFreeETF FANG+(316A) | 2014年9月22日~2026年1月30日 | 31.82% | 30.87% | 1.03 | -37.02% | 実績値。521Aとの単純比較は不可 |
ここで大事なのは、「株+金」と聞いて想像するより、値動きはかなり大きくなりうるという点です。521AやTracers3本は、株式100%+ゴールド100%をめざす設計のため、単なる分散商品として見ると、想像以上にリスク過多になります。
521A・Tracers3本・316Aは何で選ぶべきか
比較表を見たうえで、最終的には「何を優先するか」で選び方が変わります。
521AはNISA非対象|NISA重視なら316A
今回の比較対象では、
- 316AはNISA対応
- Tracers3本は非NISA
- 521AはNISA非対象
となっています。
そのため、NISAを最優先にするなら、比較対象の中では316Aが候補になります。
逆に、特定口座での運用を前提にしていて、商品コンセプトを重視するなら、521AやTracers3本も候補に入ります。
ETFと投資信託の違い
521Aと316AはETF、Tracers3本は投資信託です。
ETFは、
- 取引時間中にリアルタイムで売買できる
- 指値・成行など株式に近い感覚で取引できる
のが特徴です。
一方、投資信託は、
- 積立設定しやすい
- 金額指定で買いやすい
- 長期積立と相性が良い
という使いやすさがあります。
そのため、
- 機動的にETFで持ちたいなら521A・316A
- 積立しやすさを重視するならTracers3本
という判断ができます。
値動きと分散で選ぶ
どの値動きなら自分が持ち続けられるかで考えるのも大切です。
- 521A:FANG+とゴールドを同時に持ちたい
- 316A:FANG+にシンプルに投資したい
- Tracers S&P500ゴールドプラス:米国株+金でバランスを取りたい
- Tracers NASDAQ100ゴールドプラス:成長寄りの米国株+金を持ちたい
- Tracers MSCIオール・カントリー・ゴールドプラス:世界株+金で分散したい
他の米国株商品との比較
通常のFANG+、メガ10、テック20は次の記事で紹介しています。
登場したゴールドプラス系の商品はこちらで紹介しています。
521Aを選ぶ前に確認したい注意点
521Aは成長著しいFANG+と、ここ数年の上昇が魅力的な金に一度に投資できる面白い商品ですが、見た目のイメージだけで選ぶとミスマッチが起きやすいです。
値動きは想像以上に大きくなりやすい
521Aは、FANG+とゴールドを半分ずつ持つ商品ではありません。
FANG+100%相当+ゴールド100%相当(投資額に対して2倍)をめざす商品です。
そのため、分散の要素はあるものの、値動きが小さくなる商品と考えないほうがいいです。
- FANG+の高い変動性
- 200%相当のエクスポージャー
- ゴールドが常に下落を打ち消してくれるわけではない
この3点を踏まえると、521Aは十分にハイリスク寄りの商品です。
NISA非対象の影響は大きい
NISAを軸に資産形成している人にとって、NISA非対象はかなり大きなデメリットです。
特に長期保有前提なら、運用益が非課税になるかどうかで最終的な差は小さくありません。
ただし、NISAでないからといって検討対象から外すのはもったいないです。
次の記事で特定口座の活用法についてまとめています。


ゴールド入りでも下がらないわけではない
「ゴールド入り」と聞くと、下落に強いイメージを持ちやすいかもしれません。
ただし、ゴールドは株式と値動きが異なる傾向はあるものの、常に逆方向に動くわけではありません。
しかも、521Aは200%相当の投資をめざす構造なので、短期的にはFANG+とゴールドの両方がマイナス方向に働く場面もあり得ます。
521Aが向いている人・向いていない人
521Aが向いている人
- FANG+の強い成長期待を信じている人
- ただし、FANG+単体だけだと少し不安な人
- ゴールドも同時に持ちたい人
- ETFでリアルタイムに売買したい人
- NISA対象かどうかより商品性を重視する人
316Aのほうが向いている人
- NISAを重視したい人
- FANG+にシンプルに投資したい人
- ゴールドは不要な人
- 複雑な設計より分かりやすさを重視する人
Tracers3本のほうが向いている人
- ETFより投資信託のほうが使いやすい人
- 積立設定しやすさを重視する人
- FANG+ほど集中した投資は避けたい人
- 米国株または世界株に金を重ねたい人
よくある質問(Q&A)
まとめ
521Aは、FANG+の成長性に期待しつつ、ゴールドも同時に持ちたい人向けのETFです。
一方で、
- NISAを重視したい
- 値動きの分かりやすさを重視したい
- 長期積立のしやすさを重視したい
という人には、316AやTracers3本のほうが合う場合があります。
自分が重視するのが「成長性」「分散」「NISA」「商品形態」のどれかを整理して、自分にぴったりの投資商品を選んでいきましょう。
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インデックス投資の基本を次の記事でまとめています。インデックス投資に不安を感じるようになってきたら読み返すようにしましょう。


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