SBI証券から出庫(移管)する方法|最短手順・日数・できない時の対処

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SBI証券から出庫(移管)する方法のアイキャッチ(最短手順・日数・できない時の対処、初めてでもOK)

移管は、書類・用語・反映タイミングがややこしくて、次の点で詰まりがちです。

  • どの書類を出せばいい?(特定/一般/NISA)
  • 入庫先情報って何を書けばいい?
  • いつ反映する?失敗していない?

本記事では、SBI側の移管(出庫)を最短で完了させるために、必要なことだけを整理して解説します。

※本記事は主に株式の移管を想定しています。投信は商品や移管先によって取扱いが異なる場合があるため、必要に応じて各社の案内もあわせて確認してください。

目次

結論|SBI証券の出庫は「準備→書面提出→反映確認」

全体の流れは次のようになっています。

必要書類の返送手順(印刷→記入→郵送→当社で移管作業)の4ステップ
SBI証券の移管手続きの流れ

私たちがやることは次の3つになります。

  1. 準備:口座区分(特定/一般/NISA)と移管先口座情報をそろえる
  2. 書面提出:該当の依頼書を印刷・記入し、本人確認書類を同封して郵送
  3. 反映確認:SBI受領後の目安を把握し、完了まで待つ

(ざっくり所要時間)

  • 書類作成:30分(口座情報が揃っていれば)
  • 処理期間:SBIが書類を受領してから完了まで約2週間が目安

出庫する前に確認するチェックリスト

移管は「書類を書く前」の準備が大事です。ここが分かっていれば書類作成に時間がかかりません。

① 移管元の口座区分を確認(特定/一般/NISA)

  • 特定口座で保有 → 「特定口座内保管上場株式等移管依頼書」を使う
  • 一般口座で保有 → 「口座振替依頼書」を使う
  • NISA口座で保有 → 直接移管はできない(NISAから課税預りに移管→他社に移管)

② 移管先で口座開設は済んでいる?

  • 移管先で口座開設が未完了だと移管できません
  • 特定口座の移管出庫は、移管先も特定口座、
    一般口座の移管出庫は、移管先も一般口座の開設が必要です

③ 入庫先情報を用意

書面には、入庫する先の情報が必要となります。

  • 口座管理機関名(移管先証券会社)
  • 部支店名
  • 部支店コード
  • 口座番号
  • 部支店の所在地
  • 加入者口座コード
  • 機構加入者コード
代用FXができるDMM 株、三菱UFJ eスマート証券の移管先情報はこちら
項目内容
口座管理機関名株式会社 DMM.com証券
部支店名インターネット
部店コード500
お客様の口座番号マイページ>お客様情報>証券総合情報>証券アカウント番号(7桁)
部支店の所在地東京都中央区日本橋2-7-1
加入者口座コード(21桁)マイページ>お客様情報>証券総合情報>加入者コード(1123160から始まるコード)
機構加入者コード(7桁)1123160

④ 銘柄・取引・サービス利用状況を確認(引っかかりポイント)

移管する銘柄のコード、名称、株数が必要となります。
なお、「一部株数だけ移管」はできないため注意しましょう。

また、移管する銘柄が次の状態だと、書類を提出しても差戻しを受けてしまいます。
それぞれ対応した上で提出するようにしましょう。

  • 対象銘柄に売却注文を出している/受渡未到来
  • 貸株サービスで貸し出し中(事前に貸出解除が必要)
  • 信用取引の担保にしている(建玉の状況により移管できない場合あり)
  • FX株券担保サービスを使っている(保護預りへ戻す必要あり)

SBI証券から出庫する手順(書面提出まで)

手続きの全体像(オンラインだけで完結しない)

SBIの移管(出庫)は次のような流れになります。(再掲)

  1. 準備:口座区分(特定/一般/NISA)別の書類と移管元・移管先口座情報をそろえる
  2. 書面提出:該当の依頼書を印刷・記入し、本人確認書類を同封して郵送
  3. 反映確認:SBI受領後の目安を把握し、完了まで待つ

これらのうち、書面提出までを解説していきます。

ステップ1:あなたが使う書類を決める(特定/一般/NISA)

移管元の保有口座によって、使う書類が異なります。NISAを除けば、特定口座の方がほとんどだと思いますが、自分が使うべき書類をここで確認しておきましょう。

移管元の保有口座使う書類重要ポイント
特定口座特定口座内保管上場株式等移管依頼書(保管振替制度用)・書類は、セルフ印刷又は取り寄せ
・移管先も特定口座
一般口座口座振替依頼書(保管振替制度用)・書類は、セルフ印刷又は取り寄せ
・移管先も一般口座
NISA口座→特定口座(※)非課税口座内上場株式等の非課税口座から特定口座への移管依頼書書類は、電話または問い合わせフォームで取り寄せ依頼
NISA口座→一般口座(※)電話にて「NISA預りを一般預りへ移管したい旨」を依頼
  • 直接移管はできないため、NISAから課税預りに移管して、その後に他社に移管する

書類はセルフ印刷が簡単で時間もかかりません。
分かりにくいですが、次の場所から印刷が可能です。

SBI証券サイトで「株式移管出庫サービス(セルフ印刷)」メニューの場所と、必要書類PDFのセルフ印刷ボタン位置を示した画面
SBI証券サイト上部メニューから「株式移管出庫サービス(セルフ印刷)」へ進み、必要書類PDFを印刷します。
SBI証券「株式移管出庫サービス(セルフ印刷)」画面で、NISA預りを課税口座へ移す手続き案内(NISA→課税口座の確認箇所)を示したスクリーンショット
NISA預りは他社へ直接移管できないため、「NISA→課税口座」への手続きを確認します。

ステップ2:書類に記入

ここでは、一般的に多いと思われる特定口座の移管書類の記載について見ていきます。
迷いそうな箇所だけコメントを入れていますので、参考にしてください。

依頼書の上半分

SBI証券の移管依頼書に記入する「口座番号・支店名」と、My設定から確認できる口座情報の場所を示した図
移管依頼書の「お客さまの口座番号」「取扱支店」は、SBI証券サイトのMy設定(お客さま基本情報)で確認できます。

依頼書の下半分

移管依頼書の記入例:移管先の口座情報欄(部支店名・口座番号など)と、移管したい銘柄コード・数量の記入欄、全銘柄/一部銘柄の選択箇所を示した図
移管先の口座情報を上段に記入し、移管したい銘柄は銘柄コードと数量を記入します。全銘柄か一部銘柄かも忘れずに選択します。

代用FXができるDMM 株、三菱UFJ eスマート証券の口座管理機関名等は次のようになっています。

項目内容
口座管理機関名株式会社 DMM.com証券
部支店名インターネット
部店コード500
お客様の口座番号マイページ>お客様情報>証券総合情報>証券アカウント番号(7桁)
部支店の所在地東京都中央区日本橋2-7-1
加入者口座コード(21桁)マイページ>お客様情報>証券総合情報>加入者コード(1123160から始まるコード)
機構加入者コード(7桁)1123160

ステップ3:本人確認書類を同封

本人確認書類を同封するのを忘れないようにしましょう。

基本的には、マイナンバーカード(表面)や運転免許証(両面)などが簡単でしょう。

本人確認書類の貼付台紙(個人・法人用):添付できる本人確認書類の一覧と貼付方法の案内
個人・法人の本人確認書類は、この「貼付台紙」にいずれか1点を添付して提出します。
本人確認書類の台紙:マイナンバーカード表面の貼付欄と、運転免許証などカード型本人確認書類(表面・裏面)の貼付欄、返送前チェックポイントを示した図
マイナンバーカードは表面のみ、免許証などカード型は表面・裏面を台紙に貼付し、返送前チェックポイントも確認しましょう。

ちなみに、個人の場合は押印不要となっています。

ステップ4:郵送で提出(控えを残す)

次の書類を同封して郵送します。

  • 記入済み書類(依頼書)
  • 本人確認書類

郵送時には、次の点線部分を切り取って、封筒に貼り付けることによって、宛先の記入や切手が不要になっています。

SBI証券の返信用ラベル(定型封筒)使用方法:白紙に原寸印刷し、点線で切り取って定型封筒に貼付し、封筒裏面に住所氏名を記入する手順
返信用ラベルは原寸で印刷し、点線で切り取って定型封筒に貼付。封筒裏面に住所・氏名を記入します(切手不要)。

(やっておくと安心)

  • 書類一式をスマホで撮影して控え保存
  • 追跡できる方法(簡易書留など)で送る

提出後にやること(到着後の目安・進捗の見方)

  1. SBI証券が受領してから完了まで、目安は約2週間(内容不備やサービス利用状況によっては返却される)
  2. まずはSBI証券側で保有株式から消える
  3. その数日後に、移管先の保有株式で見えるようになる(2・3の間が数日あるため不安になる)

特定口座の株は「移管して担保活用」できる

特定口座で株を長期保有しているのであれば

  • 売りたくはない(課税も確定させたくない)
  • でも資金はもう少し効率よく使いたい

と感じる人も多くいると思います。

このとき、保有株を担保にして活用する「代用FX」という選択肢があります。

代用FXは単にFXができるだけではありますが、通常のFXと違って現金を入れる必要がありません。

FXの始め方には「現金を入金して始める通常FX」と「株を担保にして始める代用FX」の2種類があり、違いはスタート地点だけで仕組み自体は同じであることを示した図解
現金から始める通常FXと、株を担保にする代用FXの違い

その上で、株式・投信とFXのメリットを両取りできる点があります。

株式を売らずにFXができる「代用FX」のメリット(株式:配当・株主優待・値上がり益/FX:為替差益・スワップ益)
代用FXのメリット|株式(現物)×FX(為替)

詳しい内容は主に次の記事で解説しています。興味ある方はどうぞご覧ください。

次のような人は代用FXができる証券会社に株式や投資信託を移管して担保にするという価値が大きいです。

  • インデックス/高配当/大型株を長期で持っている
  • 取り崩し(売却)を避けたい
  • 資金効率を上げたいが、リスクは管理したい

よくある質問(FAQ)

移管中に売買できる?

移管中は、取消や対象銘柄の売却注文ができない旨が書類に明記されています。迷うなら「売買が落ち着いたタイミング」で手続きするのが無難です。

手数料はかかる?

同一名義間の移管は無料です。異名義移管は別途条件があり、手数料も有料となっています。詳しくは公式サイト「贈与等による異名義移管のお手続き」を確認しましょう。

配当や株主権利はどうなる?

決算月(権利確定)付近の移管は、SBI証券側での配当や株式分割などの株主権利を受け取れない可能性がある旨の注意があります。権利確定後の移管が安全です。

急ぎたい時の現実的な選択肢は?

審査を早くする方法はないため、次のような点に注意し、確実に手続きをしましょう。

  • 書類の差し戻しを防ぐ(口座情報・銘柄数量を入念に確認)
  • 追跡できる郵送方法を使う
  • 貸株/担保設定などを事前に解除

まとめ|今日やること

移管手続きは、ハードルが高いように思いがちですが、一度経験してしまえばそんなに難しくないことが分かります。

次の内容を漏れなく行い、スムーズに移管してしまいましょう。

  1. 出庫前チェック
    • 保有口座(特定/一般/NISA)を確認
    • 移管先の口座を開設し、口座番号等を準備
    • 貸株/担保設定/未受渡/売却注文を整理
  2. 書面準備→提出
    • 該当の依頼書を印刷
    • 銘柄コード・数量・移管先情報を正確に記入
    • 本人確認書類を同封して郵送(控えを残す)
黒いジャケットを着た優しい表情の男性イラスト(当ブログの著者アイコン)
おてぴ|おてがるFP

投資歴は10年以上。現在はインデックス投資・高配当株ETFを中心とし、これら保有株を担保に使う「代用FX」で資金効率を高める投資を自ら実践。初心者の方にも分かりやすく、仕組みとリスクを丁寧に解説していきます。

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