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【初心者向け】代用FXができる三菱UFJ eスマート証券 FXの追証・ロスカットを徹底解説

FXはレバレッジをかけて取引できる一方で、相場が急に動くと想像以上のスピードで損失が広がることがあります。FX初心者の方ほど、この“スピード感のある損失”に戸惑いやすいでしょう。
三菱UFJ eスマート証券 FXでは、次のようにトレーダーの資金を守る仕組みが用意されています。
- 証拠金のルール(証拠金管理)
- 追証(追加で入金が必要になる状態)
- ロスカット(強制決済による最終的な安全装置)
この記事では、主に「証拠金」「追証」「ロスカット」を初心者の方にも分かりやすく整理して解説します。
また、三菱UFJ eスマート証券 FXでは代用FXが可能なため、代用FXをする上でのポイントも紹介します。
三菱UFJ eスマート証券 FXの必要証拠金維持率
証拠金とは?
証拠金とは、FX取引を行うために口座に預けておく「担保」です。
三菱UFJ eスマート証券 FXでは、一般的なFXで必要な「現金」に加え、「代用有価証券=株式・投資信託(一般型)」を証拠金として差し入れることができます。
必要証拠金と必要証拠金維持率
取引を行うということは、ポジションをもつということであり、各通貨ペアにはポジションをもつために必要な「必要証拠金」が定められています。
必要証拠金は下記の式で表され、ポジションが多いほど必要証拠金は大きくなる=多くの担保が必要となることが分かります。
必要証拠金 = 取引数量 × 通貨ペアごとの証拠金率(証拠金基準額)
例えば、ドル/円を1ポジション(1lot)保有しようと思うと、必要証拠金は約6万円となっています。(アプリなどで確認が可能です。)
これに対して、口座全体の安全度合いを見る指標が「必要証拠金維持率」で、下記の式で表されます。
必要証拠金維持率(%)= 口座の時価評価額 ÷ 必要証拠金 × 100
※口座の時価評価額=現金+代用有価証券評価額+受渡前損益+振替入出金予定額+評価損益
必要証拠金 = 取引数量 × 通貨ペアごとの証拠金率(証拠金基準額)
例えば、口座に10万円の現金を預け、ドル/円を1lot(必要証拠金6万円)保有すると、必要証拠金維持率は10万円÷6万円=1666%となります。
必要証拠金維持率は高いほど安全(レバレッジが低い)で、低いほど危険(レバレッジが高い)状態であることを示します。

証拠金の値洗い(リアルタイムでの時価評価)
三菱UFJ eスマート証券 FXでは、口座の評価状況を随時チェック(値洗い)しています。
為替レートが動くと、必要証拠金や含み損益が変動し、それに応じて必要証拠金維持率もリアルタイムに上下します。
必要証拠金維持率が100%を下回ると、未約定の新規注文は自動的に取り消されます。
三菱UFJ eスマート証券 FX の追証とロスカット
三菱UFJ eスマート証券 FXでは、追証、ロスカットについて、次のような整理がされています。
| 判定タイミング | 基準となる証拠金維持率 | 内容 |
|---|---|---|
| 営業日クローズ時点 [夏時間05時50分 /冬時間06時50分] | 100% | 追証判定 |
| 判定日の当日午後3時(休日の場合は翌営業日の午後3時) | 追証未解消 | 強制決済(追証未解消の場合の強制決済についてロスカットという文言は使われていない様子) |
| 取引時間中 [上に関わらず、いつでも即時] | 個人:口座の時価評価額が必要証拠金の75% 法人:口座の時価評価額が必要証拠金の100%を下回る | 強制決済(ロスカット) |
これらを念頭に「追証・強制決済」と「強制決済(ロスカット)」に分けて詳しくみていきます。
追証と強制決済
追証の発生と解消期限・方法
追証(おいしょう)とは、必要証拠金維持率が一定水準を下回ったときに、追加の証拠金の差し入れが必要になる状態のことです。三菱UFJ eスマート証券 FXでは、追証が必要かどうか毎営業日取引時間終了後に判定され、その時点で必要証拠金維持率が100%を下回っていると、追証が発生します。
追証が発生した場合は、次のいずれかの方法で解消する必要があります。
- 追加で現金を入金する。
- 追加で株式等を代用する。(代用有価証券として差し入れる。)
- 保有中の全ポジションを決済する。
追証の差し入れ期限は、判定日の当日午後3時(日本の休日の場合は翌営業日の午後3時)となっており、非常に短いです。
- 追加証拠金を入金した場合:入金が反映されると、リアルタイムで追証解消
- 全建玉を決済した場合:追証は解消されますが、新規取引ができるのは翌営業日からになります。
追証が解消されない場合の強制決済
期限までに追証を解消しなかった場合は、全ての建玉が強制決済されます。
その後、新規取引ができるのは翌営業日からとなっています。
なお、追証が発生している途中であっても、後述するロスカット基準(個人:必要証拠金の75%)に到達した場合は、自動ロスカットが優先して発動します。
強制決済(ロスカット)
強制決済(ロスカット)の発動条件
追証にかかわらず、口座の時価評価額が必要証拠金の75%を下回ったときには自動で強制決済(ロスカット)されます。
ドル/円の必要証拠金6万円に当てはめると、6万円×75%=45,000円となります。
つまり、現金や代用している代用証券評価額に含み損益を加味して、45,000円を下回った際に強制決済(ロスカット)されるということになります。
ロスカットは悪いイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、
- 口座残高が大きくマイナスになること
- 追加入金が困難なほどの損失を抱えること
を防ぐための「最後の安全装置」となっていることを忘れてはいけません。
ロスカットの発動
ロスカット基準に到達すると、次の処理がされます。
- すべての未約定の新規注文が自動的に取り消される。
- すべての建玉が一括で強制決済される。
ロスカット判定は数秒ごとに行われており、すべてのティック(=レート更新)を対象としているわけではありません。また、ロスカット注文が市場で約定するまでにタイムラグがあるため、ロスカットが発動しても預けている資産以上の損失が発生する可能性があることに留意しましょう。
代用FXの場合のポイント
決済損失への対応
代用FXを行っている場合には、特に気を付けるべきポイントがあります。
次の画像は三菱UFJ eスマート証券のFX取引ルールの抜粋です。

三菱UFJ eスマート証券では、株式や投資信託を代用有価証券として証拠金に充てることができ、それによって含み損を抱えることは許容されています。
しかし、現金追証の内容から、いくら代用有価証券を証拠金にしていたとしても、FXのポジションを決済し、決済損金が生じた際には、その分の現金が必要という内容になっています。
このことから、三菱UFJ eスマート証券では代用FXで、含み損を抱えることはできるが、決済して発生した損失分の現金は必要という内容になっています。
(これに比べてDMM FXにおいては、決済して発生した損失分の現金も不要となっており、現金「△(マイナス)○○円」という状態が生じ、完全に現金不要のFXが可能となっています。)
証拠金維持率に株式評価額が影響する仕組み
代用有価証券として差し入れた株式の評価額も、口座の時価評価額に含まれます。
そのため、
- 株価が上がる → 維持率が上がる
- 株価が下がる → 維持率が下がる
という形で、株価の変動がFXの証拠金維持率にも直接影響します。
株式市場が急落した場合には、
- 株の評価額 ↓
- 口座の時価評価額 ↓
- 必要証拠金維持率 ↓
という連鎖により、追証が発生しやすくなり、ロスカット基準(75%)にも一気に近づくといったリスクがあります。
株式自動売却リスク
代用有価証券の評価額が大きく下がり、維持率が極端に低下した場合には、代用している株式が自動売却されるといったリスクもあります。
過去(三菱UFJ eスマート証券の前のauカブコム証券のとき)に問い合わせた内容がこちらです。

口座残高がマイナスになって10営業日までに入金などで解消されない場合に、マイナス相当額の代用株が強制決済されるという回答を得ています。
株とFXを組み合わせる代用FXは便利な一方で、「株式リスク」+「為替リスク」の両方を同時に負うことになる点は必ず意識しておきましょう。
まとめ:追証・ロスカットを理解してFXをコントロールしよう
三菱UFJ eスマート証券 FXでは、
- 追証(必要証拠金維持率100%未満)
- 自動ロスカット(個人:口座の時価評価額が必要証拠金の75%未満)
という仕組みで、FXトレーダーの資金を守る枠組みが用意されています。
少し内容が複雑で難しく感じるかもしれませんが、「100%」と「75%」の2本ラインをどう守るかという視点で考えると、リスク管理はぐっとシンプルになります。
まずはこれらのルールをしっかり理解した上で、無理のないポジション量・レバレッジで取引をしていきましょう。

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