2025年11月の代用FX(株式・ETFを担保に活用するFX運用)の実績をまとめました。スワップ運用と短期裁量(レンジブレイク)の2軸で運用しています。
この記事では主に次のような内容をお伝えしています。
- 年間累計(2025年1月〜11月)の成績
- 今月(2025年11月)の損益内訳と資産
- 保有ポジションの詳細
※ 本記事は筆者の記録であり、特定の投資手法・銘柄・通貨ペアを推奨するものではありません。
概要と運用方針
運用方針は移り変わるものですが、現在の運用方針は次のとおりとしています。
- メイン戦略:高金利通貨のスワップ運用
- サブ戦略:レンジブレイク狙いの短期~中期の裁量
- 口座:代用FXが利用できるFX口座で運用
- 担保:インデックス・高配当ETF等を代用証券として使用
- レバレッジ目安:およそ2倍前後を維持
年間累計(2025年1月〜11月)の運用実績
年間累計損益(2025年1月〜11月)
- 確定損益累計:29,260円
- トレード累計:△111,179円
- スワップ振替累計:140,439円
- 評価損益(含み損益):△459,603円
- 年間トータル損益(確定+評価):△430,343円
確定ベースではスワップ益により、ようやくわずかにプラス復帰。一方で、スワップ狙いの通貨ペアの含み損が重く、2025年11月末時点では年間トータルで約43万円のマイナスとなっています。残りの12月は、スワップと裁量トレードでどこまで含み損を圧縮していけるかがテーマです。
月別実績一覧(2025年)
参考までに今年1年間の月別実績を掲載します。
| 月 | A 確定損益(①+②) | ①トレード損益 | ②スワップ振替損益 | B 累計確定損益(Aの積み上げ) | C 月末時点の評価損益 | 月末時点の年間損益(B+C) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | -197,945円 | -197,945円 | 0円 | -197,945円 | 未記録 | 未記録 |
| 2月 | -44,345円 | -44,345円 | 0円 | -242,290円 | 未記録 | 未記録 |
| 3月 | 72,039円 | 72,039円 | 0円 | -170,251円 | 未記録 | 未記録 |
| 4月 | 73,353円 | 73,353円 | 0円 | -96,898円 | 未記録 | 未記録 |
| 5月 | -146,334円 | -146,334円 | 0円 | -243,232円 | 未記録 | 未記録 |
| 6月 | 20,368円 | 20,368円 | 0円 | -222,864円 | 未記録 | 未記録 |
| 7月 | 33,613円 | -29,296円 | 62,909円 | -189,251円 | 未記録 | 未記録 |
| 8月 | 85,934円 | 69,388円 | 16,546円 | -103,317円 | 未記録 | 未記録 |
| 9月 | 32,018円 | 8,162円 | 23,856円 | -71,299円 | 未記録 | 未記録 |
| 10月 | 66,047円 | 46,350円 | 19,697円 | -5,252円 | 未記録 | 未記録 |
| 11月 | 34,512円 | 17,081円 | 17,431円 | 29,260円 | -459,603円 | -430,343円 |
| 12月 |
また振り返りはしようと思いますが、簡単に内容をお伝えすると、
- 昨年の途中で手動トラリピ(リピート売買)を撤退
- レンジブレイクに挑戦中
- 今年の始めからポジション取りを積極的に行いすぎて損切り額が大きくなりすぎた
- 7月から一旦スワップ運用をメイン、裁量少額
7月以降の確定損益の多くは高金利通貨ペアの利確で、裁量トレードによる利益はわずかです。今年の損益をほぼ0円にもっていき、再度来年からポジションを抑えながらレンジブレイクを再開しようと思っています。
今月の運用実績(2025年11月)
今月の損益
- 確定損益合計:34,512円
- トレード合計:17,081円
- スワップ振替合計:17,431円
- 評価損益(含み損益):△459,603円(対先月:未記録)
おおよそ1週間ごとにスワップ振替を行い、株式の買付に回しており、代用FXの魅力を引き続き実感しています。
証拠金状況
- A 純資産額(①+②’+③):8,273,920円
- 現金:499,517円(①)
- 株式評価額:11,762,865円(②)
- 株式評価額×70%:8,234,006円(②’)
- FX含み損益:△459,603円(③)
- B ポジション必要証拠金:691,181円
- 証拠金維持率(A÷B):1,197%
DMM FXであれば含み損に対する現金は不要ですが、SBI FXでは含み損に対する現金が必要です。そのため、SBI FXでの含み損分を現金として入金している状態です。(SBI FXを利用している理由は後ほど)
現行の証拠金維持率は約1,200%とかなり安全圏ですが、今後ルールをもっと詰めながら有効にレバレッジを効かせていきたいと考えています。
ポジション状況(2025年11月末)
通貨ペア別ポジション
| 通貨ペア | 通貨数 | 平均レート | 評価損益 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| EUR/JPY買い | 1万通貨 | 178.297 | +24,766 | スワップ |
| ZAR/JPY買い | 22万通貨 | 8.57 | +119,034 | スワップ |
| MXN/JPY買い | 22万通貨 | 8.084 | +92,704 | スワップ |
| EUR/USD売り | 1万通貨 | 1.1488 | -16,417 | 裁量 |
| USD/CHF買い | 2万通貨 | 0.87515 | -273,997 | スワップ |
| EUR/NZD買い | 1.1万通貨 | 2.03376 | -6,488 | 裁量 |
| EUR/NZD売り | 3.7万通貨 | 1.89901 | -423,113 | スワップ |
USD/CHF、EUR/NZDの含み損が大きいです。
USD/CHFは最近下落が止まっており、現時点でスワップにあまり変化はないことからよしとしています。
誤算だったのはEUR/NZDです。DMM FXよりもSBI FXの方がスワップが良かったためSBI FXでポジション保有しました。しかし、かなり下がってきており、現在は15円程度(ポジション保有当初は40円程度)です。
前述のとおり、SBIは含み損益分の現金が必要であり(1か月ごとに追証判定があります。)、スワップ振替もできないことから、来年初めに損切り、DMM FXで少し持ち直すか検討しています。
関連:代用FXができる証券会社徹底比較はこちら

途中でスワップが減額されていく、プラスマイナスが逆転してしまうのがスワップ運用の怖いところであり、ポジション数、レバレッジの程度が悩ましいところですね。この運用ルールを確立するのが当面の課題です。
1日当たりのスワップ
ここで1日当たりのスワップ益を見ておきます。スワップ目的で保有している通貨ペアのみで算出したところ、次のとおり、1,141円/日です。単純計算で1月あたり約3万4,000円になります。(ただし、EUR/NZDはSBI FXのためスワップ振替不可。)
| 通貨ペア | スワップ | 通貨数 | 1日当たりのスワップ益 |
|---|---|---|---|
| EUR/JPY買い | 102円 | 1万通貨 | 102円 |
| ZAR/JPY買い | 15円 | 22万通貨 | 330円 |
| MXN/JPY買い | 16円 | 22万通貨 | 352円 |
| USD/CHF買い | 153円 | 2万通貨 | 306円 |
| EUR/NZD売り | 14円 | 3.7万通貨 | 51.8円 |
| 合計 | 1141.8円 | ||
当面の目標は月5万円のスワップ益です。主に高金利通貨ペア(ZAR/JPY、MXN/JPY)を積立感覚でポジションを増やしています。しかし、クロス円のロングを持ちすぎるのはリスクを取り過ぎることになってしまうと考えており、他通貨ペアでスワップが大きいものへの分散も検討中です。
2025年11月の運用実績のまとめと来月の方針
2025年11月の運用実績のまとめは次のとおりです。
- 証拠金維持率を1,200%程度に保ちつつ、スワップ振替で約1.7万円の利益確定。
- 裁量トレードにおいても約1.7万円の利益確定。
- 含み損は約46万円あり、年間損益は△43万円。
来月の方針は次のとおりです。
- 証拠金維持率を同程度に保つ。
- スワップ振替と多少の裁量トレードで年間確定利益をプラスで終える。
- 引き続き、確定利益を株式の購入に回す。
(追伸)投資信託・ETFの運用実績に続き、代用FXの運用実績も記事を書くことができました。同じく前回のブログからかなり時間が経過してしまいましたが、再度リアルな数字を公開していき、少しでも皆さんの参考になるブログを目指していきたいと思います。引き続きよろしくお願いします。
代用FXの担保にしている投資信託・ETFの運用実績はこちらの記事で紹介しています。合わせてご覧いただければ幸いです。

関連記事:代用FXを使った資金効率の高め方の完全ガイドはこちら



