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代用FXにおける株式の選び方とおすすめ銘柄

「代用FXを始めてみたいけれど、担保に回す株はどれを選べばいいのか……」と悩む方は少なくありません。
評価額の70%を有効証拠金として使えるのは便利な一方で、銘柄選びを間違えると、株価の下落とFXポジションの含み損が重なり、あっという間に証拠金維持率が悪化してしまうからです。
本記事では、すでに日本株や投資信託を保有していて、「代用FXも活用してみたい」と考えている方向けに、次の内容をお伝えしていきます。
- 代用FXでの株式のおすすめ組み合わせ
- 代用FXの担保に向く株・向かない株の特徴
- インデックスETF・高配当ETF・大型株など、担保に使いやすい銘柄の具体例
銘柄選びに迷っている人は、この記事を読めば必ず自分なりの代用FX戦略を組み立てるヒントになるはずです。
※本記事は特定銘柄の売買を推奨するものではなく、あくまで「代用FXの担保として考えやすい条件と銘柄タイプ」を解説するものです。最終的な投資判断は必ずご自身で行ってください。
* この記事は「代用FXの始め方-ステップガイド」のステップ2(担保にする株・投信を整理する)にも該当します。
代用FXにおける株式のおすすめ組み合わせ
次の章から代用FXにおける株式の選び方や具体的な銘柄を紹介していきますが、かなり長文になります。
先に注意したいポイントや、おすすめの株式組み合わせを簡単にまとめておきます。
「これ気になるなー!」というのがあれば、その点だけでも重点的に見ていただければいいかと思います。
- 【大前提】テーマ株・小型株・仕手株など、ボラティリティの高い銘柄のみで構成しない
- 【おすすめ1】インデックス:国内株式ETFと外国株式ETFを組みわせ(例えば、国内10%:外国90%)
- 【おすすめ2】インデックスETFと高配当ETFの組み合わせ(例えば、インデックス50%:高配当50%)
- 【おすすめ3】個別株:大型株と成長小型株の組み合わせ(例えば、大型70%:成長30%)
- 定期的にポートフォリオを見直し、銘柄入れ替えも検討
では詳しく見ていきましょう。
代用FXにおける株式の選び方
代用FXで本来担保にすべき株式
本来、代用FXにおける「主役」はあくまで株式や投資信託の運用であり、FXはそのうえに乗せる「サブ」の位置づけです。基本線としては、まず自分が中長期で保有したい銘柄を選び、その銘柄を担保として代用する──という考え方が本筋になります。
とはいえ、「そうは言っても、代用FXと相性の良い銘柄タイプは押さえておきたい」「担保に回す銘柄で、できるだけロスカットリスクを減らしたい」と思っている方も多いように感じます。
そこで、
- 「代用FXとのバランスが取れた銘柄タイプを押さえておきたい」
- 「株式の銘柄にあまり拘りがない」
- 「FXをやっていて代用FXに興味が湧いたので株式をやる」
といった方への補助的な役割として株式の選び方を紹介していきたいと思います。
代用FXの担保として意識したいポイント
代用FXでは、保有している株式や投資信託を証券会社に差し入れて、その評価額の70%を「有効証拠金」として使うことができます。
このとき、担保として差し入れる銘柄選びで重要になるのは、次の4点です。
- 価格変動が大きすぎないこと(ボラティリティ)
- 流動性が十分にあること(売買代金・出来高)
- 企業としての安定性(財務・業績・配当など)
- 分散が効いていること(特定の数銘柄に集中させない)

代用FXは、FXポジションの評価損益+株価変動の両方の影響を受けます。
「値動きの激しい成長株」+「大きなFXポジション」といった組み合わせになると、株価が急落したタイミングで証拠金維持率が一気に悪化するリスクがあります。
そのため、担保にする銘柄は“攻めの株”ではなく、“守りの株・投信・ETF”を中心に選ぶのが基本スタンスになります。
ここでは、代用FXの担保設計で特に重要な次の3点について整理しておきます。(企業としての安定性は、代用FXではなく株式投資における重要な点となり、本記事の趣旨から反れるため割愛します。)
- 値動き(ボラティリティ)
- 流動性(売買代金・出来高)
- 分散
ボラティリティ:できれば「日経平均並み〜やや低め」
担保にする銘柄は、できれば日経平均株価やTOPIXと同程度、もしくはそれよりも低い値動きに収まるものが理想です。
- 値動きが激しい銘柄の場合
- 株価が急落すると、有効証拠金も大きく目減り
- FX側で含み損が膨らんでいると、ダブルパンチで維持率が急低下
- 値動きが比較的落ち着いた銘柄の場合
- 毎日の担保評価額のブレが小さい
- ロスカットラインの管理がしやすい
一般的に、個別株よりも指数連動型のETF・投資信託のほうが、値動きがマイルドになりやすい傾向があります。
流動性:売買代金・出来高が多い銘柄を選ぶ
万が一、担保を崩して現金化したいときに、スムーズに売却できるかどうかも大事なポイントです。(代用FXのFX側での証拠金維持率を回復させるための現金化は最終手段であり、おススメはできません。)
- 日々の売買代金が少ない銘柄
- 自分の売り注文で株価が大きく動きやすい
- 指値が約定しないまま、株価だけ下落していくリスク
- 流動性の高い大型株・ETF
- まとまった数量でも売り抜けやすい
- スプレッド(板の厚さ)も比較的安定
担保目的で保有する銘柄は、売買代金・出来高が日常的にしっかりあるかを確認しておきましょう。
分散:特定の数銘柄に偏らせない
担保を1〜2銘柄に集中させると、「その銘柄が個別の悪材料で急落」→ 「代用FX口座の維持率が急低下」というリスクがあります。
- 少なくとも5銘柄以上に分散する
- 可能であればETFや投資信託で「日本株全体」「高配当株の詰め合わせ」といった形で自然に分散させる
など、個別銘柄のリスクを抑える工夫が大切です。
代用FXの担保に使いやすい銘柄
ここからは、代用FXの担保として比較的使いやすい「銘柄のタイプ」を次の3つに分類して紹介します。(クリックでジャンプできます。)
インデックス連動型ETF・投資信託
特徴・メリット
最もオーソドックスなのが、日経平均やTOPIXなどの国内株式指数、S&P500やMSCIコクサイなどの外国株式指数に連動するETF・投資信託です。
- 特徴
- 対象指数の株全体に広く分散投資できる
- 個別銘柄の悪材料の影響を受けにくい
- 日々の値動きが「その市場全体の方向性」に近い
- メリット
- 担保評価額のブレが個別株よりマイルドになりやすい
- 長期保有もしやすく、代用FXとの相性が良い
日本においては投資信託がメジャーなイメージですが、最近はETFもかなり充実しており、有名どころの指数(日経平均やS&P500など)であれば、投資信託と遜色ないレベルの商品となっています。
具体例
国内株式のインデックスに連動するETFは、代用FXの担保として「ベース資産」にしやすい代表格です。
| 銘柄 | 特徴 |
|---|---|
| 1306:NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信 | TOPIX連動、国内株式全体に分散 |
| 1308:上場インデックスファンドTOPIX | TOPIX連動、国内株式全体に分散 |
| 1321:NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 | 日経平均株価連動、プライム市場上場銘柄から選定した225銘柄から構成される平均株価 |
これに加えて、外国株式の代表的な指数に連動するETFを担保の一部として組み入れることもできます。
| 銘柄 | 特徴 |
|---|---|
| 1655:iシェアーズ S&P500 米国株 ETF | 米国の代表的指数S&P500に連動、為替ヘッジなし |
| 2563:iシェアーズ S&P500 米国株 ETF(為替ヘッジあり) | 米国の代表的指数S&P500に連動、為替ヘッジあり |
| 1545:NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信 | 米国の代表的指数NASDAQ-100に連動、為替ヘッジなし |
| 1550:MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 | MSCIコクサイに連動、日本を除く主要先進国株式に分散 |
| 2559:MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信 | MSCI ACWIに連動、日本を含む先進国+新興国の全世界株式に分散 |
これらの外国株式の代表的な指数に連動するETFはいずれも、
- 米国株など海外株式の代表的な指数に連動
- 東証に上場し、日本時間・円建てで売買可能
- 一定以上の純資産規模と売買代金があり、流動性も確保しやすい
といった特徴があり、「日本株インデックスETF+米国株インデックスETF」で地域分散した担保ポートフォリオを組むこともできます。
その際は、次のような為替ヘッジの違いも考慮して商品を選んでいきましょう。
- 為替ヘッジなし:米ドル/円など為替の影響もフルに受ける
- 為替ヘッジあり:為替の影響がないように設計されている一方、ヘッジコストがかかっている
高配当ETF
特徴・メリット
近年人気が高まっているのが、日本株や外国株の高配当銘柄を集めたETFを担保にするパターンです。
- 特徴
- 高配当株を複数組み合わせた“詰め合わせ商品”
- 配当利回りが市場平均より高めに設計されている
- セクター分散が効いている商品も多い
- メリット
- 配当を受け取りながら、担保としても活用できる
- 個別の高配当株を何十銘柄も自分で選ばなくてよい
注意しておきたいのは、高配当ETFは金融セクターや景気敏感株の比率が高くなりがちであることです。複数の高配当ETFを組み合わせる場合には、特定の銘柄の比率が大きくなりすぎていないか確認しておきましょう。
具体例
配当利回りを重視しつつ、ETFで分散投資したい場合の例です。
| 銘柄 | 特徴 |
|---|---|
| 1489:NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 | ・日経平均構成銘柄のうち、配当利回りの高い50銘柄で構成 ・国内の高配当株ETFの中でも、純資産規模が大きく流動性も確保しやすい |
| 1478:iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF | ・大型・中型株を対象とした配当継続性や配当性向、財務体質等の基準を満たした企業の中から、MSCIジャパン指数の配当利回りの130%を超える利回りを持つ銘柄を構成銘柄として算出される時価総額加重平均型の指数 |
| 1494:One ETF 高配当日本株(配当貴族) | ・日本株の中から、安定配当・増配傾向など「配当貴族」的な性質を持つ銘柄群に分散投資するETF ・配当利回りだけでなく、配当の継続性・成長性を重視したコンセプト |
| 2529:NEXT FUNDS 株主還元70 ETF | ・配当や自社株買いなど、株主還元に積極的な企業(「銀行業」、「証券、商品先物取引業」、「保険業」、「その他金融業」に属する銘柄は除外)を対象とした指数に連動 ・配当利回りだけでなく、総還元性向などの指標も考慮した「株主還元重視」のETF |
| 1698:上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100) | ・東証配当フォーカス100指数に連動し、一定以上の配当利回りなどの条件を満たす100銘柄で構成 ・セクターを分散しつつ、日本株全体の中から高配当銘柄に幅広く投資できる構成 |
例えば、インデックスETF:5割、高配当ETF:5割で両方楽しみながらの運用も面白いです。
安定配当の大型株
特徴・メリット
ETFや投信だけでなく、安定配当を続けている大型株も担保候補になり得ます。
- 特徴
- 時価総額が大きく、売買代金も多い
- 業績・財務が比較的安定した企業が多い
- 長期で配当を出し続けている銘柄も多い
- メリット
- 株を保有している間、配当収入も狙える
- 配当狙いの長期投資と、代用FXを両立しやすい
ただし、大型株であっても、業績悪化や不祥事などで大きく値下がりするリスクはあります。1社に集中させず、セクターも分散させることが重要です。
具体例
イメージしやすい例としては、以下のようなセクター別の大型株があります(あくまで代表例です)。
| セクター | 代表例 | 補足コメント |
|---|---|---|
| 自動車 | 7203:トヨタ自動車 | 世界的な自動車メーカー。売買代金・時価総額ともに国内トップクラス。 |
| 通信 | 9432:日本電信電話(NTT) | 通信インフラ系のディフェンシブ銘柄の代表格。配当にも定評があります。 |
| 通信 | 9433:KDDI | 個人向け通信が中心で、安定配当・増配の実績あり。 |
| 金融(メガバンク) | 8306:三菱UFJフィナンシャル・グループ | 国内最大級のメガバンク。高い流動性と配当利回りが魅力。 |
| 金融(メガバンク) | 8316:三井住友フィナンシャルグループ | 配当性向の高さから配当投資家にも人気のメガバンク。 |
| インフラ・ディフェンシブ | 電力・ガス・鉄道・医薬品など | 景気変動の影響を受けにくいディフェンシブセクター。個別銘柄は決算や規制動向を確認して選定。 |
こうした銘柄は
- 完全に安全というわけではないものの
- 小型成長株やテーマ株に比べれば、一般的にボラティリティが抑えられやすい
という特徴があります。それでも1社に集中させるのではなく、複数銘柄・複数セクターに分散させることがポイントです。
※上記の銘柄は売買推奨ではなく、銘柄タイプを具体的にイメージしてもらうための具体例です。実際に投資する際は、最新の目論見書・決算資料・株価水準などを確認したうえで、ご自身で判断してください。
代用FXの担保にできない・してはいけない銘柄の例
逆に、代用FXの担保にできない、避けたい銘柄の特徴も押さえておきましょう。
担保にできない銘柄
そもそも代用有価証券の対象外で、担保にできない銘柄が存在します。
具体的には、次のようなものがあります。
- 取引所が指定する監理銘柄・整理銘柄(いわゆる監視銘柄)
- 上場廃止の可能性が公表されている銘柄
- 極端に流動性が低い銘柄や、証券会社が代用対象外と定めている銘柄
これらの銘柄は、各証券会社が代用評価の対象外として指定しています。
大型株以外の個別株を利用する際は、各証券会社が公表している「代用有価証券の対象銘柄一覧」のようなものを確認するようにしましょう。
担保にしてはいけない銘柄
- 新興市場の小型成長株
- AI・バイオ・ゲームなど、人気テーマに乗った投機色の強い銘柄
これらのような値動きの激しいテーマ株・小型株は、日によっては数十%単位で急落することも珍しくありません。株価急落 → 評価額が急減 → 有効証拠金も激減という展開が大いに有り得るため、代用FXとの相性は良くありません。
代用FXに利用するのであれば、大型株やETFも代用することを前提に考えるべきでしょう。
まとめ:代用FXの担保は「攻め」ではなく「守り」で選ぶ
代用FXは、株式・投資信託で「中長期の資産形成」、FXで「為替ヘッジ&追加リターン狙い」を同時に狙えるサービスですが、そのぶんリスク管理を一歩間違えると、株もFXも同時にダメージを受ける可能性があります。
だからこそ、担保に使う銘柄は、「値動きが安定」「流動性が高い」「分散」といった「守りの条件」を満たすことも大切です。
実際の銘柄選びでは、インデックスETF、高配当ETF、安定配当の大型株を中心に自分のリスク許容度に合わせてポートフォリオを設計するようにしましょう。
最後にもう一度お伝えすると、ここで挙げたETF・個別株はあくまで「代表的な例」です。実際に投資する際は、各商品の目論見書や最新の運用レポート、株価水準・配当水準などを証券会社のサイトやモーニングスター等の情報サイトで必ず確認し、ご自身の判断で選定をお願いします。

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