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新NISAが始まって以降、S&P500の積立を軸にする人はさらに増えました。
一方で、2020年代の米国株は「上位少数が引っ張る」局面が目立ちます。
そこで候補に挙がるのが、成長性の高い米国大型株10社に集中する ニッセイ・S米国グロース株式メガ10(以下、メガ10)。ただし、集中投資は「上振れ期待」と引き換えに、下振れ(ドローダウン)も大きくなりがちです。
この記事で分かることは次の3つです。
本記事を読んで、指数の設計・銘柄の選ばれ方・リバランス・コスト・リスク・NISAでの使い方を理解して、自分が運用すべきか判断しましょう。
投信・ETFをまとめて始めるならSBI証券が便利です。
次の内容でいけば、あなたにとって合う、合わないを判断しやすいです。
どちらも「米国株」ですが、リスクの取り方が別物です。

結局どっちが儲かるの?
「儲かる/儲からない」ではなく、局面・投資期間・リスク許容度で得意不得意があります。続けられる設計を最優先で考えましょう。
どちらにしようか迷ってしまう人は「白黒つける」のではなく、配分で調整するのが現実的です。
「S&P500を主軸、メガ10は“上振れ担当”のサブ」にすると、
「攻めたい気持ち」と「続けやすさ」を両立しやすくなります。
ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド(いわゆる「メガ10))は、「Solactive US Growth Mega 10 Select インデックス(配当込み、円換算ベース)」という指数に連動する投資成果をめざす商品です。
米国大型株の中から
を基準に選ばれた 10社 に集中投資します。
これは「米国経済全体」を広く持つS&P500とは異なり、
「今後の成長を牽引すると判断された企業群に集中」する設計です。
メガ10では、原則として
となるよう設計されています。
そのため、
という特徴があります。
メガ10は年4回、ルールに基づいて
が行われます。
結果として、
という 自動的な新陳代謝 が行われます。
10社集中という性質上、
という 振れ幅の大きさ を持ちます。
そのためメガ10は、
という投資家向けの商品と言えます。
まずはメガ10とS&P500の指数の違いを一覧表で整理します。
| 項目 | S&P500 | メガ10 |
|---|---|---|
| 主な狙い | 米国大型株を広く分散 | 成長上位の大型株10社に集中 |
| 銘柄数 | 約500 | 原則10 |
| 加重方式 | 時価総額加重 | 等金額加重(約10%×10社) |
| 見直し | 随時 | 年4回のリバランス |
S&P500に採用されている「時価総額加重」には次の特徴があります。
これらには次のような効果があります。
反対にメガ10に採用されている「等金額加重+リバランス」には次の特徴があります。
これらには次のような効果があります。
ポイント
| S&P500順位 | S&P500:企業 | S&P500:構成比 | メガ10:企業 | メガ10:構成比 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | NVIDIA(NVDA) | 7.47% | NVIDIA(NVDA) | 9.62% |
| 2 | Apple(AAPL) | 6.99% | Eli Lilly(LLY) | 11.60% |
| 3 | Microsoft(MSFT) | 6.13% | Microsoft(MSFT) | 9.27% |
| 4 | Amazon(AMZN) | 3.78% | Amazon(AMZN) | 9.00% |
| 5 | Broadcom(AVGO) | 3.17% | Broadcom(AVGO) | 9.63% |
| 6 | Alphabet(合算:GOOGL+GOOG) | 5.70% | Alphabet(GOOGL) | 11.02% |
| 7 | Meta Platforms(META) | 2.33% | Meta Platforms(META) | 10.17% |
| 8 | Tesla(TSLA) | 2.03% | Tesla(TSLA) | 9.43% |
| 9 | Berkshire Hathaway(BRK.B) | 1.59% | Mastercard(MA) | 10.12% |
| 10 | JPMorgan Chase(JPM) | 1.50% | Visa(V) | 10.13% |
この比較から次のことが分かります。
ポイント
S&P500は「規模」を優先し、メガ10は「成長スコア」を優先しています。
先ほど見た構成銘柄からも分かるとおり、メガ10からはAppleが除外されています。
メガ10は「ただ大きいだけの会社」ではなく、「今まさに成長し、将来も勢いが続く会社」を選びます。
Appleは優良企業ですが、現在の成長スコアでは他の10社に席を譲っています。
ポイント
過去の実績にとらわれず、常に「今の勝者」に入れ替える仕組みがメガ10の強み
| 項目 | S&P500(eMAXIS Slim 米国株式) | メガ10(ニッセイ・S米国グロース株式メガ10) |
|---|---|---|
| 設定日 | 2018/07/03 | 2025/11/04 |
| 純資産総額 | 98,364.98億円(約9.8兆円) | 339.47億円 |
| 信託報酬 | 0.09372%以内 | 0.385% |
| 期間別騰落率 | 11.98%(3か月) 26.08%(6か月) 19.24%(1年) | 5.60%(3か月) 18.93%(6か月) 26.61%(1年) |
| 分配金 | なし | 実績なし |
| NISA区分 | つみたて投資枠・成長投資枠 | 成長投資枠 |
メガ10はS&P500よりは高いですが、集中型テーマの中では「設計の割に抑えめ」に見える人もいます。
大事なのは、
というバランスです。
メガ10はコストが約4倍ですが、成長性の判定や年4回のリバランスという「プロの手間」を低コストで買っていると考えれば、投資価値は十分にあります。
メガ10は実績がありませんが、成長銘柄であることから基本的には再投資がされる前提でよいでしょう。
eMAXIS Slim S&P500はNISAのつみたて枠、成長投資枠どちらも対象ですが、メガ10は成長投資枠のみの対象です。
制度の建付けを考慮すると、
が基本路線になります。
一般的には、比率は80/20や70/30が推奨されますが、ここは自分のリスク許容度から判断するのが賢明です。
方法としては、次のような方法が分かりやすいです。
インデックス投資におけるリバランスについては、次の記事で詳しく紹介しています。
他の銘柄集中の投資商品は次の記事で紹介しています。
最近はゴールドプラス系の商品も人気ですね。
メガ10は「つみたて投資枠」の対象外となっています。
NISA枠で悩む方は、つみたて枠はコア、成長枠はサテライト、と役割分担すると迷いが減ります。
未来は断定できませんが、強くなる条件は次のとおり整理でます。
銘柄数、入替ルール、コストが異なり、自身に合う方を選ぶべきです。
FANG+とS&P500の比較記事はこちらです。
FANG+とメガ10の比較記事は準備中です。
暴落したときにどうすべきかを考えるのではなく、事前にルールを決めるのが大切です。
を考えた上で、投資するならどの程度にしておくかを事前に決めましょう。
あります。S&P500もメガ10も米国資産なので、円ベースでは為替の影響を受けます。
ただし、長期では「為替を当てにいく」より、積立の継続を優先すべきと考えます。
私は執筆時点でメガ10を組み入れていません。
等ウェイト型については肯定的ですが、10銘柄に集中する指数であることを懸念しています。また、投資信託であり、代用FXに利用できないため、運用を見送っています。
代用FXについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回の記事があなたにぴったりの投資商品選びの参考になれば幸いです。
インデックス投資の基本を次の記事でまとめています。インデックス投資に不安を感じるようになってきたら読み返すようにしましょう。


株式を利用して資産運用の効率化・加速を図りたい人は次の記事を見ておきましょう。




投資歴は10年以上。現在はインデックス投資・高配当株ETFを中心とし、これら保有株を担保に使う「代用FX」で資金効率を高める投資を自ら実践。初心者の方にも分かりやすく、仕組みとリスクを丁寧に解説していきます。
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