代用FX×スワップ運用の実践方法|簡単ツールで裁量なし運用

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代用FX×スワップ運用の実践方法|簡単ツールで裁量なし運用

この記事は、私が実践している代用FX×スワップ運用戦略の「実践方法」に特化して解説しています。

この記事だけでも運用の概要や期待する結果、想定しているリスクは分かるようにしていますが、意図や背景を知りたい方は、「戦略」の解説に特化した前回記事をご覧ください。

✅ 専用ツールはこちら

👉この運用専用のツールを用意しています。
次の判定を自動でしてくれるようにしており、一緒に見ながら読み進めると理解しやすいです。

  • 維持/縮小/撤退判定
  • リバランスで売買すべきLot数の算出
  • 縮小→維持への再開判定
目次

代用FX×スワップ運用は「簡単か/いくら狙えるか/どれだけ危ないか」

代用FX×スワップ運用の最終目的

代用FX×スワップ運用を行う最終的な目的は、生活のゆとり/株・投信の買い増し(資産運用とは別枠のCF)です。

  • 「資産運用の土台(株・投信)」を崩さず、別枠で回す
  • 毎月のスワップ益を、生活費の補助/旅行費/教育費/株・投信の定期買い増しに回す

向いている人/向いていない人

簡単に向いている人、向いていない人を挙げると、ざっくり次のように分けられます。

  • 向く:ルール運用できる/日中に触らない/スワップを“別枠CF”として積み上げたい
  • 向かない:相場を見て頻繁に触りたくなる/短期で一発を狙いたい/含み損に耐えられない

資金設計

代用FXスワップ運用の1セット資金設計(60万円):現金10万円+担保株50万円(掛目70%)で証拠金45万円、MXN67%・ZAR33%配分

1セットを次のように固定します。

  • 使用する口座:DMM FX
  • 現金:10万円
  • 担保株:50万円
    (70%の35万円がFX証拠金として利用可能)
  • 証拠金合計:45万円
    • 現金10万円
    • 代用株の証拠金35万円

運用する通貨ペアは次の2通貨ペアです。
レバレッジ1倍の場合は45万円を、レバレッジ2倍の場合は90万円を次の割合で振り分けたポジション数を保有することにします。

  • MXN/JPY=67%:主力(比較的安定しやすい高金利枠)
  • ZAR/JPY=33%:補助(変動はあるがスワップ枠として定番)

ただし、後述の縮小ルールを適用するためにも、最低LotはMXN/JPY=4Lot、ZAR/JPY=2Lotがおすすめです。

期待するスワップ益と実質利回り

DMM FXが公開している例(レート/買いスワップ):

  • MXN=8.7円/13円
  • ZAR=9.4円/12円

を使った期待するスワップ益・実質利回りは次のとおりです。

レバレッジ1倍の想定:年間スワップ約27,000円(4.6%)と、変動率±20%時の実質利回り例(1年目・3年目、USD/JPY基準)
レバレッジ2倍の想定:年間スワップ約55,000円(9.2%)と、変動率±20%時の実質利回り例(1年目・3年目、USD/JPY基準)

上記の利回りの目安は、現金10万円+担保株50万円から求めたものです。
スワップ益について、株式は元々保有している、新たに用意した現金10万円に対する利回りで考えると、
驚異の27%(レバレッジ1倍の場合)となります。

もちろん、
上記の変動率で収まる、スワップが継続される保証はどこにもありません。
リターンとリスクはどこまでいってもトレードオフの関係にあり、簡単に儲かる話はないと筆者は考えています。

ポイント1:代用FXはここがすごい!

株式は元々運用しているものを利用するため、実質的に新たに用意するのは現金を少しです。
現行の株式の利回りに対して上乗せできるのが代用FXのメリットです。

ポイント2:実運用はここが違う!

この運用ルールでは、縮小(ポジション50%)や撤退を設けているため、スワップが減る可能性がある。一方で、先ほどの数値よりDDが抑えられる可能性がある。(=守りと稼ぎのトレードオフ)

運用ルールの概要(やることはこれだけ)

運用ルールは、「毎日ルール」「月初ルール」の2つあります。
いずれも専用ツールで簡単に数値を算出できるようにしています。

毎日ルール月初ルール
●通常時は「維持」でほぼすることなし (月初はリバランス)
●証拠金維持率が低いときに 「縮小」又は「撤退」を判定・実行
●証拠金維持率が低いときに 「縮小」から「維持」への再開を判定・実行

代用FX×スワップ運用を実際に開始準備

ここまで内容を見てきて、「これは、ダメだ、自分に合わない。」と思えばこれ以上読み進める必要はありません。

反対に「よし、いけそう!!」「ちょっと難しそうだけど、興味あるな。」と思うことができれば、次に進んでいきましょう。

次から簡単に代用FXを始めるための数ステップをざっくり紹介しておきます。

1.口座の開設(最初の1回だけ)

今回使用しているFX口座はDMM FXです。
代用FXができ、スワップが良好なのは、DMM FX一択です。
DMM FXの口座開設時にDMM 株の口座開設も行うようになります。

2.株式の保有・代用・現金入金

次にDMM 株の特定口座(NISA口座やiDeCoは対象外)で株式50万円分を保有します。

通常通り株式の購入でOK。他社の特定口座から株式を移管してもOK(1~2週間かかる)。

DMM 株で株式の保有ができたら、アプリ又はPCから株式の代用(数タップ・数ステップで完了)、現金はDMM FX側で入金しましょう。(DMM 株側に現金がある場合は振替入出金で簡単に振替が可能)

3.運用開始前に「決め切る」レバレッジ

DMM 株→MM FXへの株式の代用、現金の入金まで完了すれば、自分の許容範囲、取れるリスク、狙うリターンからレバレッジを決めます。

FX初心者の方は、まずはレバレッジ1倍から始めましょう。慣れて来てから2倍など挑戦しても、全く遅くありません。

ここまでの準備が整えば、後はルールに従ってFXで売買するだけです。

毎日ルール(09:10にこれだけ)

毎営業日9:10に行う手順を示す図。①C/S/Rを見る ②M(ストレス維持率)を計算 ③判定どおり実行。判定はM≥250%なら維持、180%≤M

毎日ルールの概要

毎日ルールの実行手順は次のとおりです。

  1. 毎営業日09:10に
    • 現金残高 (C)
    • 代用証券評価額 (S)
    • 必要証拠金 (R)を確認して
    • ストレス維持率 (M)を計算
  2. Mで判定したステージに従い、
    • 維持(100%):
      (月初以外)その日は何もしない。
      (月初)比率が合うようにリバランス。
    • 縮小(50%):
      ポジション50%になるよう一部決済。
    • 撤退(0%):
      ポジションを全決済し、撤退。
  3. その後は触らない(次は明日09:10)
(戦略の詳細記事のおさらい)
 M[ストレス維持率]

FXにおいて、一般的に証拠金維持率は次のように表されます。
[証拠金維持率]=[現金]÷[必要証拠金]×100

この運用ルールでは、

  • 代用FXであること
  • 安全を重視して担保株の株価の10%下落を想定

を考慮して、代用証券評価額を90%で見積もることにします。

M[ストレス維持率]= (C[現金]+0.9 S[代用証券評価額])÷ R[必要証拠金] × 100

このMを用いて次のように判定する。

判定ステージ実行内容
M ≥ 250%維持(100%)月初以外:売買なし
月初:リバランス(※)
180% ≤ M < 250%縮小(50%)ポジション50%へ
M < 180%撤退(0%)全決済

実際に運用ツールを使い方を見ていきます。

運用ツールの使い方(毎日ルール)

本日の判定ステータス

「① 基本・ステージ設定」「② 毎日 09:10 入力項目」に、内容を入力します。

代用FXスワップ運用の実行ツールで、セット数・レバ・現金C・代用株S・必要証拠金Rを09:10に入力する画面

(入力する内容はこちら)

項目詳細
セット数 (1セット=45万基準)45万円のセット数(現金10万円+担保株50万円の70%=証拠金45万円が1セット)
適用レバレッジ自分が運用するレバレッジ
比率デフォルトはMXN/JPY=67%、ZAR/JPY=33%
現金残高 C FX口座にある現金(DMM FXの預託証拠金残高)
代用証券評価額 S 担保にできる株式評価額(70%を掛けた後)(DMM FXの代用証券評価額)
必要証拠金 R 現在保有しているポジションに応じた必要証拠金(DMM FXのポジション必要証拠金)
月初モード月初に毎日ルールを行うときにチェック

これらの入力によって、「本日の判定ステータス本日の実行アクション (成行)が表示されます。

代用FXスワップ運用ツールの入力画面。C=10万円、S=35万円、R=2.14万円を入力し、判定ステータス「維持(100%)」と「売買なし」が表示されている

内容に従い、売買を実行(「本日のアクション」)していく必要があります。

  • 維持(100%)|月初以外
    →売買なし・その日は終了
  • 維持(100%)|月初モード☑
    →リバランスに伴う売買(月初のみ行う)
  • 縮小(50%)
    →ポジション50%になるように一部決済。
  • 撤退(0%)
    →ポジションを全決済し、撤退。

本日の実行アクション

維持(100%)|月初モード☑/縮小(50%)/撤退(0%)の場合に、続けて「③ レート情報 & 保有状況 & リバランス」を入力します。

代用FXスワップ運用ツールのリバランス画面。MXN・ZARのASKレートと現在Lotから目標Lotと実行差分を算出し、新規/決済の成行指示を表示している

(入力する内容はこちら)

項目詳細
ASKレート09:10の為替レート
現在保有Lot現在保有しているLot数

入力した内容に応じて、『操作メモ』に売買する内容が表示されるため、内容どおりに売買します。

月初ルール(再開判定)

月初ルールを示す図。再開判定(ステージ50→100)で、安全条件M≥300%(M=(C+0.9S)÷R×100)と担保条件S≥0.9Srefを満たすか確認し、Sref=MAX(前回Sref,S)で更新する。

月初ルールの概要

月初ルールは、
先月のステージが維持(50%)の状態のときのみ、
再開判定を行います。
実施日は、毎月第1国内株式営業日 09:10です。

月初ルールの概要は次のとおりです。

  1. 安全条件、担保条件の判定を行う。
  2. 判定に応じて対応する。
    • ともに満たせば維持(100%)に復活するよう売買する。
    • どちらかの条件を満たさなければ縮小(50%)のまま何もしない。

運用ツールの使い方(月初ルール)

維持(50%)で月初ルールの再開判定時に、「月初再開判定 (月1回)」を入力していきます。

月初再開判定の画面。前回Srefと「1月ですか?」を入力し、通貨別の1Lot必要証拠金からR100とMs100を計算して「復元・リバランス可能」と判定している

(入力する内容はこちら)

項目入力内容
前回Sref(円)前回のSref
年1回リセット(1月のみYes)1月の場合「Yes」/それ以外の場合「No」
1Lot必要証拠金 (円)各通貨ペアの必要証拠金
(戦略の詳細記事のおさらい)
 再開判定

ステージ=50[縮小]からステージ=100[維持]に復活するためには、2つの条件を満たす必要があります。

安全条件:M[ストレス維持率] ≥ 300%
(R[必要証拠金]はポジション復元後の必要証拠金)

担保条件:
S[代用証券評価額] ≥ 0.90×Sref
↑ 今の代用証券評価額≧基準とする代用証券評価額×90%

Sref=MAX( 前回Sref , S )
↑ 基準とする代用証券評価額は、前回用いた Sref と 現在S の大きい方とする。 ただし、毎年1月にSrefはリセットする。 (年中は Srefが株価の“最高値”に張り付くため、下落に厳しくあえて再開しづらい構造)

再開の対応

安全条件、担保条件をともに満たした場合には、維持(50%)から維持(100%)に復活(ポジションを50%から100%に)します。

具体的には「③ レート情報 & 保有状況 & リバランス」の『操作メモ』どおりに売買を行います。

まとめ

代用FX×スワップ運用の専用簡単ツールを用いた実践方法について紹介しました。
今回の記事について簡単にまとめます。

  • スワップ益は“別枠のキャッシュフロー”。生活のゆとりや株・投信の買い増しに回す
  • 「毎日09:10に1回」だけ。C/S/R→M→ステージ判定→差分どおり成行決済
  • 縮小からポジションを元に戻すときには、安全条件、担保条件を満たすという厳しい条件

以上、現在運用している株式に現金を少し足してスワップ運用でした。
1セット現金10万円を基準にした利回りは破壊的です。
運用が回ればスワップ益で生活費の補助/旅行費/教育費/株・投信の定期買い増しに利用していきましょう。

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おてぴ|おてがるFP

投資歴は10年以上。現在はインデックス投資・高配当株ETFを中心とし、これら保有株を担保に使う「代用FX」で資金効率を高める投資を自ら実践。初心者の方にも分かりやすく、仕組みとリスクを丁寧に解説していきます。

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