【FX初心者徹底ガイド①】仕組み・用語・リスク管理がわかる入門編

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FX初心者ガイド第1回の記事用アイキャッチ画像。上部に「はじめてのFX入門」「FX初心者ガイド① FXの基礎をやさしく解説」というタイトル、右側に通貨マークとローソク足のアイコン、下部に緑色の帯で「仕組み・用語・リスクの基本を1ページで整理」と書かれている。

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FXを始めるにあたり、「少額で始められるって本当?」「大損するんじゃないか不安」「専門用語が多くて理解できない」といった疑問や不安を抱えている方は多いです。

この記事は、そうしたFX初心者の方々が不安を解消し、自信を持って取引を始めるため、FXの基本的な「仕組み」「主要用語」「損失を最小限に抑えるリスク管理法」を、専門知識ゼロでも完全に理解できるよう、分かりやすく網羅的に解説します。この記事を読めば、FX取引をスタートさせるための基礎知識が身に付きます。

FXを始めようとしている方は、ぜひこの記事を読んで、一緒に始めの一歩を踏み出しましょう。

目次

FX取引の「基本の仕組み」:通貨ペアと損益発生の原理

FX取引とは

FX(外国為替証拠金取引)は、証拠金(担保)を業者に預け入れ、米ドルや日本円など異なる2国の通貨の為替レート変動を予想して売買する金融商品です。外国為替を意味する“Foreign Exchange”の略称から「FX」と呼ばれます。

少ない資金(証拠金)で大きな金額の取引ができる(レバレッジ)という魅力がある反面、預けた証拠金を超える損失が生じるおそれもあるハイリスクな側面も持っています。そのため、仕組みやリスクを十分理解した上で、自己責任で取引を行うことが重要です。

通貨ペアの構成とレートの読み方

FX取引は、常に2つの通貨を組み合わせた「通貨ペア」で売買されます。

FXでは、USD/JPY(米ドル/円)やEUR/USD(ユーロ/米ドル)のように、2つの通貨を組み合わせて取引します。

例えば、USD/JPY(米ドル/円)を「買う」注文をすると、「米ドルを買い、日本円を売る」ことになります。表示されるレートは「1米ドルと交換するのに何円必要か」を示しています。

少し難しい言い方だと次のようになります。

  • 左側の通貨:取引通貨(基軸通貨) – 売買の対象となる通貨。
  • 右側の通貨:決済通貨 – 取引通貨の売買代金を清算する際に使われる通貨。

損益が発生するメカニズム(為替差益)

FXの利益は、安く買って高く売る(または高く売って安く買い戻す)ことで得られる「為替差益」です。

  • 買い(ロングポジション):値上がりを予想して通貨ペアを保有します。
  • 売り(ショートポジション):値下がりを予想して通貨ペアを保有します。

決済時には、決済レートと建玉のレート差に基づき、損益が計算されて口座残高に反映されます。

FX初心者が「絶対に」押さえておきたい主要用語10選

FX取引を理解するために欠かせない主要な用語を解説します。

一度に全て理解するのは難しいと思うので、FX初心者が1ポジション持ち、それを決済するまでに必須と思われる度合いを★で表しておきます。(完全主観です。あくまで1ポジション取引するために必要と思われる度合いであり、継続してFXをする場合には全て理解すべき内容です。)

用語必須レベル意味と具体例
通貨ペア★★★取引する2国の通貨の組み合わせ。例:「USD/JPY(米ドル/円)」のレートが150.00円なら、「1米ドル=150円」という意味。
ロット(Lot)★★★FXにおける取引数量の単位。FX会社により異なりますが、一般的に1ロット=1,000通貨または10,000通貨と定められている。
レバレッジ★★☆預けた証拠金(担保)にテコの原理を利かせ、その数倍~数十倍規模の大きな取引を行える仕組み。日本の個人向けFXでは最大25倍まで認められている。
証拠金★★☆取引を行うためにFX会社に預け入れる担保となる資金。代用FXができる場合、現金以外に株式評価額×70%も担保にできる。
スプレッド★★★通貨の「売値(Bid)」と「買値(Ask)」の間に常に存在する差額。実質的な取引コスト(FX業者の利益)であり、狭い(差が小さい)ほどコストが低い。
ピップス(pips)★☆☆為替レート変動の最小単位。USD/JPYでは0.01円、EUR/USDなどの外貨同士のペアでは0.0001ドルの変動が「1pips」に相当。異なる通貨ペアの値動き幅を比較する際に用いられる。
ポジション(建玉)★★★売買約定後、決済せずに保有している状態の通貨量のこと。買いで持っている状態を「ロングポジション」、売りで持っている状態を「ショートポジション」と呼ぶ。
スワップポイント★☆☆2国間の金利差から生じる調整分のこと。一般的に、低金利通貨を売り、高金利通貨を買うポジションを保有すると、この金利差に相当する金額を受け取ることができる。
ロスカット★☆☆含み損が膨らみ、口座の有効証拠金が必要証拠金を下回った場合に、システムが投資家を保護するために自動的に全ポジションを強制決済されるルール。
損切り(ストップロス)★☆☆ロスカットが発動する前に、トレーダー自身が「これ以上の損失は許容しない」と判断し、ポジションを自主的に決済すること。

FX取引の「資金とリスク管理」:レバレッジ・証拠金維持率・ロスカット回避策

FXで長く取引を続けるためには、利益を追求すること以上に「資金管理」「リスク管理」が非常に重要です。

最初に知っておくべき「必要な資金の目安と心構え」

FXはレバレッジを利用することで少額から取引を始められますが、ギリギリの資金で始めるのはおすすめできません

  • 取引に必要な証拠金(必要証拠金):例えばUSD/JPYを1,000通貨(約15万円分)取引する場合、レバレッジ25倍で必要な証拠金は約6,000円です。(ドル円150円×1,000通貨÷レバレッジ25)
  • 余裕資金の確保:FXは元本や利益が保証されておらず、証拠金以上の損失が生じるリスクもあります。必ず生活に支障のない余裕資金の範囲内で取引を始めてください。
  • 初心者は少額・低レバレッジで:投資に不慣れな段階では、高いレバレッジで大きなポジションを持つことを避け、少額・低レバレッジで経験を積むことが、リスクを抑える上で重要です。

ロスカットを防ぐための「証拠金維持率」の計算と重要性

証拠金維持率とは、口座に入っている有効証拠金(現在利用できる資金)が、取引に必要な必要証拠金に対してどれくらいの割合を占めているかを示す指標です。

証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 ×100
* 有効証拠金:口座残高(一般的には現金、代用FXなら株式評価額×70%もOK) ± 含み損益
* 必要証拠金:ポジションを維持するために最低限必要な証拠金(レバレッジによって変動)

レバレッジが高くなるほど、必要証拠金は少なく済みますが、その分、少しの相場変動で証拠金維持率が急激に低下しやすくなります

少し難しいかもしれませんが、ここの理解は重要なため詳しく解説しておきます。

レバレッジとリスクの関係の具体例(有効証拠金100万円の場合)

以下の例は、USD/JPYが150円のときに有効証拠金(口座資金)100万円で取引を始めた場合を比較しています。ロスカット水準を「維持率100%」とします。

スクロールできます
ケース実質レバレッジ取引数量(通貨)必要証拠金開始時の維持率10万円の含み損が発生した場合 (※)
A (低リスク)4.5倍(=150円×30,000通貨÷100万円)30,000通貨18万円(=150円×30,000通貨÷25倍)555%(=100万円÷18万円×100) 500%【余裕あり】
B (高リスク)19.5倍(=150円×130,000通貨÷100万円)130,000通貨78万円(=150円×130,000÷25倍)128%(=100万円÷78万円×100) 115% 【ロスカット間近】

(※)10万円の含み損発生時

  • 有効証拠金が 100万円 – 10万円 = 90万円 に低下。
  • ケースA:90万円 ÷ 18万円 × 100 = 500%
  • ケースB:90万円 ÷ 78万円 × 100 = 115.3%

ポイント

  • ケースAのように低レバレッジ(約5倍)で取引量を抑えると、維持率は555%と非常に高く、10万円の損失が発生してもまだ500%の余裕があります。
  • ケースBのように有効証拠金ギリギリまで高レバレッジ(約20倍)で取引すると、開始時の維持率はわずか128%。10万円の損失が発生しただけで維持率が100%付近(多くの業者のロスカット水準)になり、強制決済されるリスクが極めて高いことが分かります。

このように、有効証拠金に対する必要証拠金の比率が、レバレッジが高くなるほど小さくなるため、わずかな含み損でも維持率の低下度合いが大きくなり、ロスカットまでの余裕が少なくなるため、相場の急変に弱くなります。

証拠金維持率とレバレッジの関係を示す図。天秤の左側はレバレッジが低くリスクも低いため証拠金維持率が高い状態、右側はレバレッジが高くリスクも高いため証拠金維持率が低い状態を示している。
証拠金維持率とレバレッジの関係

維持率が会社の定める水準を下回ると、追加入金(マージンコール)や強制決済(ロスカット)となるため、証拠金維持率は200%以上(個人的には800%以上)など、常に充分高い水準を保つようにポジションサイズを調整することが推奨されています。

ロスカット回避策としての「損切り」と資金配分のルール

ロスカット回避策としての「損切り」

FX会社にはロスカットルールが設けられています。これは含み損が膨らんだ際にシステムが自動で全ポジションを強制決済する仕組みで、証拠金以上の損失を防ぐ“最後の安全弁”としての役割がありますが、相場急変時には間に合わない可能性もあります。

ロスカットに頼るのではなく、あらかじめ「○○円損失になったら決済する」という損切り(ストップロス)のルールを決め、感情に左右されずに実行することが資金を守る鍵です。

過度なレバレッジを控える

レバレッジを高く設定しすぎると、わずかな相場変動で証拠金維持率が悪化し、ロスカットにつながりやすくなります。

また、無理な取引は、預けた証拠金以上の損失を招くリスクを高めます。常に証拠金維持率が充分高い水準になるよう、ポジションサイズ(取引量)を調整しましょう。

資金配分と計画

  • 資金配分:全ての資金を証拠金として使わず、相場急変時のクッションとなる余裕資金を残しておくことが有効です。
  • ルール設定「一度の取引で口座資金の○%以上を失わない」といったルールを設けてポジション量を制限すれば、連続で負けても資金の急激な目減りを防げます。
  • 継続的な学習:経済指標カレンダーのチェックや、自分の取引日誌をつけて失敗から学ぶ習慣を持つことも、リスクをコントロールする上で非常に大切です。

FXは魅力的な投資機会を提供しますが、その反面リスクも大きい商品です。主要な用語の理解や取引手法の特徴を把握し、十分な資金とリスク管理のもとで少しずつ経験を積んでいきましょう。

次の記事で学べること

この記事では、FX初心者の入門編として、FXの仕組み・用語・リスク管理を紹介しました。FXの世界は奥が深く、学ぶことは尽きませんが、まずは焦らず、小さな一歩から踏み出してみましょう。

次の記事では、

  • デイトレード・スイングトレードって何が違うの?
  • 自分の生活スタイルに合うトレードスタイルはどれ?

といった「トレード戦略の型」について、初心者向けにわかりやすく解説していきます。


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この記事を書いた人

元税務署職員/FP2級。2025年行政書士試験に合格し、独立に向けても準備中。
インデックス投資・高配当株×代用FXを軸に、リスク管理と実践的な運用ノウハウを発信しています。

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